2020年12月31日

クレジットカードの作り方|必要なものや発行の流れを解説!ネットと銀行窓口どっちがおすすめ?

クレジットカード 作り方

【作成の流れ】クレジットカードを作るには?

クレカを作るにはどのように手続きを進めていけばよいのでしょうか。初めてクレカを作る方の場合、「手間がかかるのではないか」「手続きでつまずくのではないか」というように不安を感じてしまうものです。

しかしクレカの作り方はけっして難しいものではありません。あらかじめプロセスを把握しておけば、初めての方で問題なく手続きを完了できます。

クレカを作る基本的な流れは以下のとおりです。

  1. 申し込むクレカを選ぶ
  2. 必要なものを準備する
  3. 申し込み手続きを行う
  4. 入会審査の結果を待つ
  5. クレカを受け取る

個々のステップで気をつけるべき点はありますが、基本的には上記の流れを覚えておけば問題ありません。

なおクレジットカードの選び方については、「クレジットカードの賢い選び方|初めてのカード選びで見るべきポイント」をご覧ください。

クレジットカードを作るときに必要なもの

クレジットカードを作るときに必要なものは以下3点です。

  • 身分証明書(本人確認書類)
  • 銀行口座
  • 銀行印

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

身分証明書・本人確認書類

クレジットカードを作るときには、申込者が本人であることを確かめるために「本人確認書類」の提出が必要です。本人確認書類の例として以下のようなものが挙げられます。

  • 運転免許証
  • パスポート
  • マイナンバーカード
  • 健康保険証
  • 住民票の写し

犯罪による収益の移転防止に関する法律が改正に伴い、本人確認書類を複数提出しなければならないクレジットカードが増えました。そのため、本人確認書類を2種類以上用意するようにしましょう

本人確認書類のうち1種類は、運転免許証やパスポートなど顔写真が掲載されているものを選んだ方が良いでしょう。

また書類に記載されている住所が現住所と異なる場合は、以下のような現住所がわかる書類を追加で提出する必要があります。

  • 水道代の領収書
  • 電気代の領収書
  • ガス代の領収書

銀行口座・銀行印

クレジットカードを作る際には、引き落とし用の口座が必要です。銀行口座は、店名と口座番号がわかれば問題ありません。

ただし、提携銀行はクレジットカードごとに異なります。そのため、現在開設している口座が対応していない場合、事前に別口座を開設しておきましょう。

なお三井住友カードのように、クレジットカードと銀行口座を同時に申し込める場合もあります。

また、口座振替の依頼書に押印する銀行印の準備も必要です。ただしオンライン申し込みを受け付けているクレカの中には、銀行印なしで手続きが完了するものもあります。

例えば楽天カードやセゾンカードインターナショナルは、銀行印を提出することなく作成可能です。

クレジットカードの作り方

申し込むクレカを決めて必要なものを準備したあとは、実際の手続きに入ります。各手続きの具体的な内容は以下のとおりです。

  1. 申し込み手続きを行う
  2. 入会審査の結果を待つ
  3. カードを受け取る

それぞれ詳しく見ていきましょう。

①申し込み手続きを行う

最初にクレジットカードの申し込み手続きを行います。申請方法は、以下3種類あります。

  • インターネットから必要事項を入力する
  • 窓口で書類に必要事項を記入する
  • 書類に必要事項記入して発行会社へ郵送する

それぞれの申し込み手続きについて見ていきましょう。

インターネットの場合

インターネットから申請する場合、各クレジットカードの公式サイトから申請用のページに移行して必要事項を入力します。

氏名や住所などさまざまな個人情報を入力することになりますが、画面の指示にしたがって順番に記入していけば問題ありません。

ただし入力ミスには注意が必要です。うっかりミスであったとしても故意に情報を偽ったと判断されて、審査に落ちる原因となることもあります。送信前には確認画面が表示されるため、誤りがないかよく確かめてください。

本人確認書類は、カメラで撮影したデジタル写真やスキャナでデータ化した画像を送信する形が一般的です。手ぶれなどで必要な情報が不鮮明になっている場合、再提出を求められる場合もあります。送信する前に不備がないか点検した方がよいでしょう。

窓口(銀行・店頭)の場合

銀行や店頭窓口から申請する場合、その場で渡される書類に必要事項を入力していく形になります。インターネットと同様、記入ミスがないよう気をつけましょう。

窓口では、疑問点をスタッフに質問できます。そのため、誤った手続きをしないように、疑問点について積極的に質問しましょう。

ただし説明の過程で不必要なオプションや年会費の高いラインナップを勧められる場合もあるため、何でも鵜呑みにしてよいわけではありません。

勧誘に焦らないためにも、事前に申し込むクレジットカードを明確にしてから窓口に足を運ぶことが大切です。

郵送の場合

郵送から申請する場合、まず申請書類を手に入れる必要があります。申請書類は、さまざまな場所で配布されています。

  • 銀行
  • ATM
  • スーパー
  • コンビニ

上記以外にも、クレジットカードの公式サイトからダウンロードできます。ただし一部のクレジットカードは、会社に問い合わせて申請書類を取り寄せなければなりません。

書類を入手したあとは必要事項を記入して、本人確認書類のコピーとともに発行会社へ郵送します。

インターネットのように確認画面が表示されることはありませんし、窓口のようにスタッフから間違いを指摘されることもないため、記入ミスがないかどうか自分自身でよく確かめることが大切です。

②入会審査の結果を待つ

申し込みの手続きが完了したなら、入会審査の結果を待ちます。審査結果は、以下のようにさまざまな形で伝えられます。

  • メール
  • 電話
  • 書面

審査の過程で本人確認・在籍確認の電話がかかってくる可能性があるため、見知らぬ電話番号から着信が来たらきちんと出るようにしましょう。

郵送で手続きした場合、書類が届くまでに日数がかかるため結果が出るタイミングは遅くなります。

一方窓口の場合、その場で簡易な審査が行われて仮カードを受け取れることもあるでしょう。なお仮カードは、利用店舗や限度額に制限があるものの、通常のクレジットカードと同様に使えます。

③カードを受け取る

審査に無事通過したらクレジットカードを受け取ります。受け取り方法は以下2点が一般的です。

  • 郵送で受け取る
  • 窓口で受け取る

クレジットカードは、本人のみが受け取れる郵便で発送される形が一般的です。本人確認をせずにポストへ投函されることはありません。本人がいない場合、再配達となります。

クレジットカードを受け取る際は、身分証明書の提示を求められることもあるため、すぐ取り出せるよう準備しておきましょう。

またクレジットカードによっては、店頭窓口で受け取れる場合もあります。例えばACマスターカードは、アコムの自動契約機で発行できます。

郵送よりもスピーディーにカードを受け取りたい場合、店頭で受け取れるクレカを選ぶと良いでしょう。

クレジットカードは銀行窓口よりネットからの発行がおすすめ

クレカを申し込む際は銀行窓口へ足を運ぶより、インターネットから申請することをおすすめします。その理由として、以下が挙げられます。

  • ネット申し込み限定の入会特典があるから
  • 申し込みから発行までがスムーズだから

それぞれの理由について見ていきましょう。

ネット申し込み限定の入会特典があるから

インターネットから申し込んだ場合、窓口や郵送にはない「限定入会特典」を受け取れる場合があります。

例えばJCB一般カードは、インターネットから申し込んだ場合のみ2,000円分のJCBギフトカードを受け取れるキャンペーンを、2021年3月31日まで開催中です。

ネットから申し込むのみで追加の特典が得られるわけですから、特にこだわりがない場合選ばない理由はないでしょう。

またネット申し込み限定のクレジットカードも存在します。インターネット以外から申し込めない代わりに、特典がパワーアップしているクレカは珍しくありません。

例えばJCB CARD Wは、39歳以下のWEB限定クレジットカードです。還元率が通常の2倍となっており、ポイント還元率の高いカードとして人気です。

申し込みから発行までがスムーズだから

申し込みから発行までがスムーズである点も、インターネットを選ぶべき理由です。

窓口で手続きをする場合、営業時間内に店舗へ足を運ばなければなりません。移動時間の分タイムロスが発生しますし、銀行窓口の場合営業時間の短さがネックとなるでしょう。

インターネットの場合、24時間申請いつでも申請できます。そのため、窓口が閉まっている深夜の時間帯でも、時間に追われずにじっくり情報を確かめた上で手続きを進められます。

ただし、すぐにでもクレジットカードが必要な場合、窓口を利用した方が早いこともあります。

クレジットカードの作り方に関するよくある質問

学生や無職でもカードを作る流れは同じ?

学生や無職でもカードを作る基本的な流れは変わりません。ただし、クレジットカードを選ぶ際には、より慎重に決める必要があります。

学生の場合、発行対象に学生が含まれているクレジットカードを選ぶ必要があります。手堅くクレジットカードを作りたいなら、学生限定で発行できるクレカを選ぶと良いでしょう。また、未成年の方は親の同意書もしくは同意確認が必要となります。

学生でも発行できるクレジットカードを知りたい方は「【大学生向け】おすすめクレジットカードランキング|最強カードや初めての学生が持つべきお得な1枚はこれ」をご覧ください。

無職の場合、審査のゆるいクレカを厳選して申し込むべきです。一般的なクレカは発行条件に安定した収入を含むことが多く、門前払いされることも少なくありません。審査の要らないデポジット型のクレカや家族カードも選択肢に入れておくとよいでしょう。

無職でも発行できるクレジットカードを知りたい方は「無職でも作れた人が多いクレジットカードは?年収なしでも貯金ありなら審査に通る?」をご覧ください。

初めてカードを作る際に気を付けることは?

初めてカードを作る際は、以下のような点にご注意ください。

  • 同時に複数のクレカを申し込まない
  • 記入する情報を偽らない
  • リボ払いを選ばない

同時に複数のクレカを申し込んでしまうと、お金に困っていると判断されて審査落ちのリスクが高まります。申し込みの履歴は半年間残るため、複数のクレカを持ちたい場合でも間を空けた方が良いでしょう。

記入する情報を偽らないことも大切です。審査を有利にする目的で年収やローンの金額をごまかしてしまうと、クレジットカードを作れなくなります。嘘はすぐバレてしまうため、不利な情報でも必ず本当のことを記入してください。

またデフォルトの支払い方法をリボ払いにすることも避けましょう。リボ払いのシステムを理解しないまま利用してしまうと、高い利息に苦しむことになりかねません。クレカ初心者は1回払いから慣れていくことをおすすめします。

クレジットカードを初めて作る方は「【最初の1枚はこれがお得】初めてクレジットカードを作る初心者に人気なのは?おすすめランキングTop7」をご覧ください。

審査に落ちた場合はどうすればいい?

クレカの審査に落ちた場合、落ちた原因を類推して対策を施してから再度申し込むことが重要です。

落ちる原因をそのままにして再審査を受けても結果は変わらないでしょう。審査に落ちたという結果が次の審査に悪影響を及ぼす可能性もあります。

以下の表は、審査落ちの原因と対策の例をまとめたものです。

原因対策
安定した収入がない勤続年数を重ねて昇給を目指す

転職して年収を上げる

支払いの延滞があるクレカやスマホ料金(本体の分割払い)の延滞分を支払う
他社からの借り入れがあるローンを返済する
同時に3枚以上のクレカを申し込んでいる期間を空けて申し込む

対策がわかっていても返済にあてる現金がないなど、現状では対処のしようがない場合もあるでしょう。

対策が不可能な場合、デビットカードやプリペイドカードなど審査を受ける必要がないカードを申し込むことも1つの選択肢です。

クレジットカードの審査について詳しく知りたい方は「クレジットカードの審査が通らない3つの原因|落ちたら理由を知って対策しよう」をご覧ください。

クレジットカードの作り方まとめ

クレジットカードを作る流れは以下の通りです。

1.申し込むクレカを選ぶ
2.必要なものを準備する
3.申し込み手続きを行う
4.入会審査の結果を待つ
5.クレカを受け取る

本人確認書類や銀行口座など必要なものを事前に準備しておくと、スムーズに手続きを進められるでしょう。

申し込む方法にはインターネット・窓口・郵送がありますが、インターネットをおすすめします。ネット限定の入会特典を受け取れる・申し込みから発行までがスムーズになるなどのメリットがあるからです。

学生や無職が申し込む際はクレカ選びをより慎重に行いましょう。また初めて申し込む際は、1枚ずつ正確に情報を記入することをこころがけてください。利息で苦しまないようにリボ払いを避けることも大切です。

審査に落ちた場合は原因に応じた対策を実践してから、再度申し込んでみてください。

クレジットカードの作り方を把握できたら、次は最適なカードの選び方を知ることが大切です。詳しくは「クレジットカードの賢い選び方|初めてのカード選びで見るべきポイント」をご覧ください。