無職でも作れた人が多いクレジットカードは？年収なしでも貯金ありなら審査に通る？

一般的にクレジットカードは「安定した収入がある正社員の人」のみ発行できると考えている方が多いのではないでしょうか？

「自分はクレジットカードを作れるのか」と言う不安を感じている無職の方もいるでしょう。

しかし、無職の方でも発行できるクレジットカードはあります。ただし闇雲に申し込んでも、発行できる可能性は低いです。

そのため、この記事では無職の方におすすめのクレジットカードを紹介します。また、審査に通りやすい申し込み方やカードの選び方も紹介します。

この記事を読むと、無職の方でもクレジットカードを発行できる可能性が格段に上がります。

また、無職の方向けの観点以外におすすめのクレジットカードの発行を検討したい方は、以下記事も参考にしてください。

【2021年・比較】お得なクレジットカードおすすめ人気ランキング｜カードを作るならどこがいい？

2020.12.31

お得なクレジットカードが欲しいけど、種類が多すぎてどれを選べば良いか分からない... クレジットカードは500種類以上あると言われています。今も新しいカードが発行され続けているので、その中からあなたにぴったりのカードを選ぶのは大変ですよね。そこで、今回はおすすめのクレジットカードを厳選して紹介します...

無職でもクレジットカードは作れる？

無職でもクレジットカードを作れる可能性はありますが、誰でも審査に通るわけではありません。

前提として、無職扱いされる方とされない方はどのような属性の方なのか、下表で見てみましょう。

上表の無職扱いされない方は、問題なくクレジットカードを発行できる可能性が高いです。

一方で、無職扱いをされる方は属性により「カードを発行できる可能性がある方」と「発行できない可能性」がある方に分けられます。

ここからは、無職扱いされるされる方の中で発行できる可能でいが高い人と発行できる可能性が低い方を詳しく見ていきましょう。

作れる可能性が高い人

無職扱いであってもクレジットカードを作れる可能性の高い方は、安定した収入がある方です。

例えば、以下のような方が該当します。

• 学生
• 専業主婦
• 年金受給者
• アフィリエイター
• 家賃収入がある方
• せどりや転売、専業トレーダー

「年金受給者の方」は、給料をもらっているわけではないですが、年金が収入として扱われるためを作れる可能性が高いです。年金の額に応じて審査の難易度は変動しますが、門前払いされることはないでしょう。

また、「学生の方」や「専業主婦の方」は本人が無職でも、審査対象となる方に安定した収入があれば問題ありません。学生の場合は親権者、専業主婦の場合は配偶者の経済状況が重要となります。

特に学生は将来優良ユーザーとなる可能性があるため、学生向けクレジットカードを用意している発行会社も多いです。最初から無職であることを前提にしているため、作成できる可能性は高いと言えます。

作れる可能性が低い人

無職扱いされる方の中でクレカを作れる可能性が低い方は、安定した収入がない方です。

例えば、以下のような方が該当します。

• 貯金を切り崩して生活している人（収入がない）
• 住所不定の人
• ギャンブルで生活している人
• 宝くじの配当金で生活している人
• ブラックリスト入りしている人

「貯金を取り崩して生活している方」や「宝くじの配当金で生活している方」など、十分な資産を持っている方でも無収入の場合には審査に通りにくくなります。

ただし、安定した収入と呼べるほどの利子を受け取っている場合は例外です。

また、ギャンブルで生活している方もクレジットカードを作成することは難しいでしょう。「パチプロ」や「ポーカープロ」などギャンブラーとして収入を得ている方は確かにいますが、運が絡む部分があるため安定した収入があるとは見なされません。

なお「ブラックリスト入りしている方」や「住所不定の方」は、そもそも信用がなくほぼ確実に審査落ちになると考えた方がよいでしょう。

無職の人がクレジットカードを作るまでの流れ

無職の方がクレジットを作成する流れは、以下の通りです。

1. 事前準備をする
2. 申込資格を満たすカードから複数候補を出す
3. カードを比較して1つに絞る
4. 申し込む

サラリーマンや自営業者が申し込む場合とは異なる注意点がいくつかあります。作成できる確率を高めるためにも、注意点は確実に押さえておきたいです。

ここでは、無職の方がクレカを作るまでの流れを見ていきましょう。

①事前準備

審査を通りやすくするための事前準備をしておく必要があります。具体的な対策は、以下の通りです。

• クレヒス作りをしておく
• 申し込み履歴を整えておく

クレヒス作りをしておくことは、審査落ちのリスクを減らすために重要です。過去に作ったクレジットカードを持っている場合は、定期的に利用して返済する流れを繰り返し実績を積むことがおすすめです。

もし延滞がある場合には、新しいクレジットカードを申し込む前に返済を終えておきましょう。

また、申し込み履歴を整えておくことも意識したいところです。同時に3枚以上のクレカを申し込むと審査落ちの可能性が高まるため、最近クレカを申し込んだ方は間を空けてください。

具体的には、記録が残る期間の関係上「6か月が1枚」の目安となります。

②申込資格を満たすカードから複数候補を出す

事前準備完了後は、申込資格を満たすカードから複数の候補を選び出しましょう。クレジットカードはそれぞれ申し込むための条件が異なり、中には無職でも申し込めるような記述のものもあります。

例えば、申し込み対象者として以下のような記述がカードごとにあります。

記述がないからといって収入が審査に影響しないというわけではないですが、記述のあるクレカよりも発行できるチャンスがあることは間違いないです。

また、必ず複数の候補を出すことが大切です。クレジットカード初心者は、最初に見つけた1枚にすぐ申し込んでしまいがちですが、複数の候補を出すことでより作りやすい・お得になるカードと出会うあ可能性が上がります。

③カードを比較して1つに絞る

複数のカードから候補を出した段階でそれぞれを比較し、1つに絞り込んでいきましょう。クレジットカードには、以下のような点でそれぞれ特徴があります。

• 年会費
• 還元率
• 選べる国際ブランドなど

使い道に合った特徴を持つクレジットカードを選ぶと、お得に活用できる機会を増やせます。

なお、比較する際は重要視する項目を決めておくと判断しやすくなります。例えば日々の支払いをカード払いへ変更してポイントを貯めていきたい場合、年会費が発生しても還元率の高いカードを選んだ方がお得になりやすいです。

実際にカードを利用するシチュエーションを想像して、重視すべき項目を考えてみてください。

クレジットカードの利用目的別の選び方について詳しく知りたい方は「クレジットカードの賢い選び方｜初めてのカード選びで見るべきポイント」を参考にしてください。

④申し込む｜勤務先や年収、限度額を書くコツ

発行したいカードを絞り込んだら、以下のような点に注意しながら実際に申し込む作業を進めましょう。

• 最近無職になった場合、現在の年収見込み額ではなく前職の年収を記入する
• 職業欄にはできるだけ学生・専業主婦・年金受給者など無職以外の職業を記入する
• 自宅の電話番号・スマホ電話番号を両方記入して在籍確認をとりやすくする
• 運転免許証やパスポートなど写真付きの本人確認書類を用意する
• ショッピング枠は必要最低限の金額・キャッシング枠は0円で申請する
• 学生・専業主婦の方は本人より審査対象となる親権者や配偶者の情報を重視する

また正確な情報を発行会社に伝えるため、記入ミスを避けることも大切です。

無職でも作れた人が多い？おすすめクレジットカード6選

「数多くのクレカの中から候補を選ぶ自信がない」という方もいるでしょう。特にクレジットカードを作ったことがない場合、出した答えが正しいのか悩んでしまいがちです。

そこで自信がない方のために、おすすめのクレジットカードを6枚ピックアップしました。

無職でも作れた方が多いという評判があることに加え、お得さの面でも優れた特徴を持つクレジットカードです。

ここで紹介するカードの中から1枚を選び抜けば、満足のいくクレジットカード生活を送れるでしょう。

楽天カード

無職の方におすすめのクレジットカード1枚目は「楽天カード」です。年会費が永年無料であるにもかかわらず、1.0％と高い還元率を誇っています。

楽天市場で買い物する場合にポイントが3倍になるなど、楽天関連のサービスに強いことが特徴です。貯まるポイントも楽天市場でそのまま支払いに使えるため、ネット通販を利用する機会の多い方なら活用しやすいでしょう。

また新規入会特典をはじめ、ポイントを獲得できるキャンペーンが豊富に用意されていることも魅力の1つです。ワンクリックで手続きが完了するため、手間も少ないです。

申込資格に安定した収入が含まれていないことに加えて実際に発行できた無職の方の体験談も多いため、他社で断られた方でも挑戦してみる価値はあります。

リクルートカード

無職の方におすすめのクレジットカード2枚目は「リクルートカード」です。楽天カードと同じく年会費は永年無料です、還元率は1.2％とさらに高い数字となります。

さまざまな場面でカード払いを利用する方なら、非常にポイントを貯めやすくなるはずです。さらに、じゃらんなどリクルートのウェブサービスで利用する場合、さらに還元率が上がります。

楽天カードと比べてポイントがそのまま利用しにくく、交換先が少ない点がデメリットです。

しかしPontaポイントに1:1のレートで交換できるため、以下のようなPontaポイントが使える店舗が近所にある場合は、困ることはないでしょう。

• ローソン
• ケンタッキーフライドチキン
• ゲオなど

三井住友カード　RevoStyle

無職の方におすすめのクレジットカード3枚目は「三井住友カードRevoStyle」です。還元率は0.5％ですが、以下のコンビニでポイント5倍になります。

• セブンイレブン
• ローソン
• ファミリーマート

そのため、コンビニでカード払いを利用する機会が多い方に特におすすめできるクレジットカードです。

注意点として、リボ払い専用カードであるため、利用残高に応じて手数料を支払わなければなりません。手数料がかかる点はデメリットですが、逆に手数料収入が見込める分審査に通りやすくなることが期待できます。

また手数料請求月にポイントが2倍になる特典があるため、使い方次第ではお得に活用できるでしょう。

イオンカード

無職の方におすすめのクレジットカード4枚目は「イオンカードセレクト」です。「イオン銀行キャッシュカード」と「電子マネーWAON」との一体型で、WAONのオートチャージでもポイントが貯まります。

還元率は0.5％と低めですが、イオングループで利用する場合はポイント2倍になるため、以下のような店舗に行く機会が多い方におすすめです。

• マックスバリュ
• ミニストップ
• ビブレ

また、毎月10日は利用場所を問わずポイントが2倍になります。
イオン銀行で即日発行可能な点も他のクレカにはないメリットです。

イオンで生活用品を頻繁に購入する方に専業主婦の方が多いため、専業主婦の方に比較的審査が甘いカードになっています。

エポスカード

無職の方におすすめのクレジットカード5枚目は「エポスカード」です。エポスカードの魅力は何と言っても年4回開催される「マルコとマルオの7日間」でしょう。

マルイの店舗・ネット通販のどちらでも全品10％OFFで買い物できるため、非常にお得です。貯まったポイントを1ポイント単位でマルイの割引に使えることもあり、マルイで買い物するなら持っておいて損はないでしょう。

マルイの他にも、以下のような約10,000店の優待店で特典を活用できます。

• ビッグエコー
• 劇団四季
• ノジマ電気

特典の内容はポイント倍率アップや割引クーポンなどさまざまです。ただし通常の還元率は0.5％であるため、マルイ・優待店以外での使い勝手は他のクレジットカードに劣ります。

エポスカードは学生の方でも即日発行できるため、特に大学生の方におすすめです。

ACマスターカード

無職の方におすすめのクレジットカード6枚目は「ACマスターカード」です。ACマスターカードはアコムが発行する消費者金融系のクレジットカードとなります。

アコムの自動契約機を利用して最短即日発行が可能ですし、申し込み前に公式サイトで簡易診断もできます。

ただしリボ払い専用カードであるため、使い方には注意が必要です。またポイントプログラムは存在せず、利用額の0.25％がキャッシュバックされます。

交換手数料や有効期限を気にしなくて済むメリットがあるものの、単純な還元率では他のクレカに劣るカードです。

しかし、消費者金融系のクレジットカードは銀行系や流通系のクレジットカードとは審査基準が異なるため、他のカードの発行を断られた方でも作成できる可能性があります。

甘いクレジットカードでも審査に通らなかった場合の対処法

一般的に審査が甘いとされるクレジットカードでも、当然審査に落ちる可能性はあります。その際は無闇に申し込みを続けるのではなく、以下のような対策をしましょう。

• 家族カードを発行する
• アルバイトを始めたり派遣会社に登録したりする
• デビットカードやプリペイドカードで代用する

ここからは、クレジットカードの審査に通らなかった場合の対処法を見ていきましょう。

家族カードを発行する

審査に通らなかった場合に有用な対処法として「家族カードを発行する」方法があります。

家族カードとは、すでに発行されるクレジットカードに紐づける形で、契約者の家族が発行できるカードです。

利用上限や引き落とし口座などは共有されますが、審査自体は完了しているため審査落ちの心配がありません。

そのため、紐づけるクレカの所有者に問題がなければ、誰でも作れるクレジットカードです。

ただし、家族カードを発行できるかどうかはカードの種類により異なりますし、手数料や年会費がかかる場合もあります。

維持コストを節約したい場合、以下のような年会費無料で家族カードを発行できるクレジットカードを選ぶと良いでしょう。

• 楽天カード
• リクルートカード

おすすめの家族カードについて知りたい方は「【比較表】家族カードおすすめ人気ランキング｜無料なのにお得な最強ファミリーカードはどれ？」をご覧ください。

アルバイトを始めたり派遣会社に登録したりする

アルバイトを始めたり派遣会社に登録したりすることで、次回の審査落ちのリスクを減らせます。審査に通らない主な理由は安定した収入が見込めないことなので、働いて継続収入を増やすことが発行への一番の近道です。

働き方のスタイルは問わず、稼げる状況が続くのであれば特に問題はありません。無職として扱われる場合と比較して、発行できるチャンスは格段に増えるでしょう。

ただし、派遣会社に登録するのみでは意味がありません。目的は派遣社員という立場を得ることではなく、安定した収入を確保することであるためです。

登録して満足するのではなく、働いて実際に安定的してお金を稼ぐ必要があります。

デビットカードやプリペイドカードで代用する

クレジットカードの発行はあきらめて以下のカードで代用する方法もあります。

• デビットカード
• プリペイドカード

デビットカードは利用するたびに銀行口座から即座に引き落とされるカードですが、使い方自体はクレジットカードと同じです。

プリペイドカードも先にチャージする必要がある点を除けば、うれじっとカードと同様に利用できます。一部対応していない店舗もありますが、国際ブランドの付いているカードであれば大半の店舗で利用可能です。

デビットカード・プリペイドカードは、クレジットカードのように一時的にお金を借りるわけではありません。そのため、返済能力を評価する審査を受けずに済みます。

収入がない無職の方であっても問題なく作成できるカードです。

おすすめのデビットカード・プリペイドカードについて知りたい方は「ブラックでも必ず審査が通るカードは3種類｜誰でも絶対作れるクレジットカードはこれ」も参考にしてください。

まとめ｜無職の人がクレジットカードを発行するには

無職であっても安定した収入がある場合、クレジットカードを作成できる可能性が高くなります。学生は親権者、専業主婦は配偶者に問題がなければ発行できるでしょう。

また、無職の方がクレジットカードを作成する場合、以下のような事前準備が大切です。

• クレヒス作り
• 申し込み履歴を整える
• 通りやすいカード選び

少しでも審査に通りやすくなるように、提出書類の書き方にもこだわりましょう。

さらに無職の方でも作れる可能性があるクレジットカードを選ぶことが重要です。以下のような作成できた体験談があるカードを選びましょう。

• 楽天カード
• リクルートカード

もしどうしても作成できなかった場合には、以下のカードで代用も検討してみましょう。

• デビットカード
• プリペイドカード