2021年1月15日
ブラックでも必ず審査が通るカードはある?誰でも絶対作れるクレジットカードは?
ただし家族カードは、以下の条件を満たす必要があります。
- クレジットカードを持っている親族がいる
- その親族に承諾を得る必要がある
それが難しい場合は、他の方法を検討する必要があります。そこで、この記事では以下を中心にお伝えします。
記事のポイント
- クレジットカードの代わりに使えるカードは3種類
- 滞納者やブラックリスト入りの方でも作れる可能性があるクレジットカードがわかる
- どうしてもクレカが欲しいときは、この4ステップが有効
目次
誰でも必ず審査に通るクレジットカードは存在しない
以下に該当する場合は、ブラックリスト入りしている可能性が高いため、クレジットカードの発行は難しいと言えます。
*ブラックリストに載るとは、自分の情報に事故情報がある状況であることを指しています。
債務整理(自己破産、任意整理、個人再生、過払い金請求)をしたことがある人
- 過去に請求を無視して2か月以上滞納したことがある人
- 自己破産や任意整理したことがある人
上記に該当しない場合でも、年収や職業などのスコアリング点数が低い場合も審査に落ちます。審査に落ちる原因について詳しく知りたい方は「クレジットカードの審査が通らない3つの原因|落ちたら理由を知って対策しよう」をご覧ください。
ブラックリスト入りや滞納者でも作れるカードは3種類
ブラックリスト入りや滞納者の方でも作成できるカードは3種類あります。
カードの種類
- 家族カード
- デビットカード
- プリペイドカード
家族カード
家族カードは、滞納者やブラックリスト入りの方でも持てるクレジットカードです。審査対象者は本契約者となるため、家族カードを発行してもらう側は審査を受けることは基本的にありません。
対象者 | クレジットカード契約者の親・配偶者・18歳以上の子(高校生を除く) |
---|---|
審査 | 原則なし |
引き落とし先 | 親カードの指定口座 |
家族カードを発行する場合は本契約者の同意が必要なため、既にクレジットカードを保有している親族に家族カードを発行して欲しい旨をご相談ください。
しかし「債務整理したことを秘密にしている」や「過去に迷惑をかけたことがある」などの理由で、家族に相談しにくい状況にある方もいるでしょう。
家族へ相談しにくい方は、以下で紹介する家族カード以外の方法を検討してみてください。なお、おすすめの家族カードについて知りたい方は「【比較表】家族カードおすすめ人気ランキング|無料なのにお得な最強ファミリーカードはどれ?」をご覧ください。
デビットカード
ブラックリスト入りでも発行できるカードとして、デビットカードが挙げられます。
デビットカードは、支払いに使用した金額分が即座に口座から現金で引き落とされます。口座の残高分までしか利用できないため、使いすぎる心配はありません。
デビットカード は、基本的に審査を受けることなく発行できます。なぜなら、使用分が即座に引き落とされる仕組みのため、発行会社は滞納などのリスクを負う必要がないからです。申し込みはクレジットカードと同様に実店舗やウェブサイトから行えます。
なおVISAやJCBのような主流ブランドにも対応しており、クレジットカードと同様の方法で支払えますが、厳密にはクレジットカードではないため、携帯電話料金やインターネット料金など、一部の決済では使用できない場合があります。
プリペイドカード
プリペイドカードも滞納者やブラックリスト入りの方でも持つことができるカードの1つです。
プリペイドカードは先払い式のカードを指し、コンビニやネット銀行、ATMから事前に現金をチャージして利用するシステムです。事前にチャージした金額の範囲内までしか利用できないため、使いすぎる心配は不要です。
プリペイドカードも滞納などのリスクが生じない仕組みで、基本的に審査はありません。もし紛失した場合は、手続きを行うことですぐに利用を停止できます。
なおデビットカードと同様、買い物の際はクレジットカードのように使えますが厳密にはクレジットカードではありません。
必ず審査に通る?誰でも作れるおすすめカード
おすすめカード
- NEO MONEY
- kyash visaカード
- バンドルカード リアル+
- 楽天銀行デビットカード
クレジットカードの審査に通らず悩んでいる方は、ぜひ申し込み先として検討してみてください。それぞれのカードについて詳しく見ていきましょう。
NEO MONEY
誰でも作れるおすすめのカードとして、NEO MONEYが挙げられます。
NEO MONEYはセゾンカードなどで知られるクレディセゾンが発行するプリペイドカードです。
海外でクレジットカードに代わる決済手段として使えることに加えて、世界各国のATMで現地通貨を引き出せます。国内でももちろん残額を利用してさまざまな代金を支払うことができ、指定の口座に払い戻すことも可能です。また、セゾンプリペイドカード紛失・盗難デスクに連絡することで連絡時点でのチャージ残高が補償されます。
盗難に遭った場合には会員サイトで利用停止や解除の手続きができるため、被害の拡大を抑えられるでしょう。
「海外旅行に出かける機会の多い方」や「海外出張や留学などの予定がある方」におすすめのカードです。
海外旅行や留学におすすめ
kyash visaカード
誰でも作れるおすすめのカードとして、kyash visaカードも挙げられます。
kyash visaカードは、スマホアプリを使って支払いをするバーチャルカードタイプです。スマホ決済やオンライン決済に利用できます。支払い方式はプリペイドカードと同様、事前にチャージする方式です。
kyash visaカードは審査が要らないだけでなく、本人確認も不要であるため気軽に使い始められるカードです。プリペイド式のため、使いすぎる心配もありません。ポイント還元率は最大0.5%で、貯めたポイントは支払いに充てられます。
一部店舗では利用できない場合もありますが、カードを持ち運ばずスマホで支払いを完結したい方におすすめです。
今すぐに作れるVISAカード
バンドルカード リアル+
バンドルカードリアル+も誰でも作れるおすすめのカードです。バンドルカードリアル+はプリペイドカードに分類されます。
申込時に本人確認書類を提出する必要はありますが、プリペイド式であるため使いすぎる心配とも無縁です。
VISAブランドのカードであることから、幅広い店舗で使えるメリットがあります。また一つのカード番号でバーチャルカードとリアルカードを持つことになるため、アプリのみで管理するバンドルカードと異なり、ガソリンスタンド・宿泊施設・海外の実店舗でも利用可能です。
「オンラインショッピングのみでなく、海外旅行での買い物にも使えるカードが欲しい方」や「給油の際に利用できるカードが欲しい方」におすすめです。
なお、カード発行時に発行手数料が600 円 または 700 円かかります。
誰でも1分で作れる
楽天銀行デビットカード
出典:https://www.rakuten-bank.co.jp/debit-card/
誰でも作れるおすすめカードとして、楽天銀行デビットカードも見逃せません。
楽天銀行デビットカードは名前が示すとおり、デビットカードに分類されます。16歳以上の方であれば審査が不要ですし、年会費が無料であるため維持しやすいカードです。
楽天銀行の口座に入金した金額以上に使いすぎる心配も要りません。ポイント還元率は1%です。ポイントは楽天ポイントであり、楽天市場などでの買い物で使えます。また決済に充てることも可能です。
事前にチャージする手間をかけたくない方、楽天のサービスをよく利用する方におすすめです。
最大800円もらえる
ブラックリスト入りでも審査に通る可能性があるクレジットカード
おすすめカード
- ライフカードデポジット
- 三井住友RevoStyle
- ACマスターカード
ブラックリスト入りの方でも審査に通る可能性があるクレジットカードは存在します。
発行できるかどうかは実際に申し込んでみない限りわかりませんが、把握しておいて損はありません。ブラックリスト入りでも審査に通る可能性があるクレジットカードの具体的な情報を見ていきましょう。
ライフカードデポジット
出典:http://www.lifecard.co.jp/lp/lifecard-dp/
ブラックリスト入りでも審査に通る可能性があるクレジットカードとして、ライフカードデポジットが挙げられます。
事前に保証金を預けることで、通常のクレジットカードと同様に利用できるカードです。保証金の金額がそのまま限度額になります。
高い水準ではありませんがポイント還元が受けられ、10万円以上の保証金でETCカードを無料で発行できるため利便性は高いと言って良いでしょう。
弁護士無料相談サービスや旅行傷害保険など、特典も充実しています。ただし年会費が5,000円~(税抜)かかる点に注意が必要です。
また、カード受取時に年会費とデポジット(保証金)を代金引換で支払う必要があります。
多少コストを支払ってでも特典が豊富なカードを使いたい方におすすめです。
審査に不安がある方におすすめ
三井住友RevoStyle
出典:https://www.smbc-card.com/nyukai/card/revostyle.jsp
ブラックリスト入りでも審査に通る可能性があるクレジットカードとして、三井住友RevoStyleも名前の挙がるカードです。
三井住友RevoStyleはリボ払い専用のクレジットカードとなります。支払い金額は締め日時点の利用残高によって変わります。また、リボ払いとなるため、金利手数料が発生します。
年会費は無料で、ポイント還元率は0.5%となります。年間100万円を上限とするショッピング保険が付いているため、万が一のトラブルにも対応しやすいクレジットカードと言えるでしょう。24時間サポートサービスを利用できる点も心強い点です。
一般的なクレジットカードに近いスタイルのカードを手に入れたい方におすすめです。
最大8,000円もらえる
ACマスターカード
出典:https://www.acom.co.jp/lineup/credit/
ブラックリスト入りでも審査に通る可能性があるクレジットカードとして、ACマスターカードも挙げられます。
ACマスターカードは、消費者金融のアコムが発行しているリボ払い専用のクレジットカードです。年会費は無料で、維持費の心配が要りません。
全国各地に存在するアコムの自動契約機でカードを受け取る場合、最短即日発行できます。また明細書は会員ページにログインして閲覧する形式であるため、自宅に郵送物が届くことはありません。
基本的には毎月決まった金額を支払う方式ですが、余裕がある時などに多めに支払うことも可能です。また、返済時に金利手数料がかかりますが、毎月20日までのクレジット利用分を翌月6日までに支払う場合は手数料がかかりません。
できるだけ早くクレジットカードを手に入れたい方、家族に内緒でクレジットカードを持ちたい方におすすめのカードです。
最短即日発行
ブラックリスト入りでもクレジットカードが絶対に欲しいなら、審査に通る状態を作ろう
ブラックリスト入りでもクレジットカードが絶対に欲しい場合、審査に通る状態を作る必要があります。そのためには、以下4ステップが効果的です。
審査に通るための4ステップ
- スコアリング点数を高くする
- 審査の甘いクレジットカードに申し込む
- クレジットヒストリー作りに取り組む
- 本命のクレジットカードに申し込む
ここからは、各ステップについて詳しく見ていきましょう。
ステップ①スコアリング点数を高くする
審査に通る状態を作るために、まずスコアリング点数を高くする必要があります。
スコアリング点数とは、申込者の返済能力や信用力をスコア化したものです。スコアリング点数を高めるには、主に以下のような点が重要となります。
スコアリング項目
- 勤続年数
- 勤務先
- 年収
- 職業
- 他社での借入やローン
- 年齢
特に他社での借り入れ状況はスコアリング点数に大きく影響するため、なるべく借入やローンの返済を完了してから申し込んだ方が良いでしょう。完済が無理な場合でも借入額を減らすことを意識してください。
スコアリング点数について詳しく知りたい方は「クレジットカードの審査が通らない3つの原因|落ちたら理由を知って対策しよう」をご覧ください。
ステップ②審査の甘いクレジットカードに申し込む
クレジットヒストリー作りに取り組む前準備として、審査の甘いクレジットカードに申し込みましょう。なお、既にクレジットカードを持っている場合は、次ステップのクレジットカードヒストリー作りに取り組んでください。
カードの発行会社や種類によって、審査の通りやすさは異なります。あるカードの発行を断られた場合でも、他のカードであれば発行できるというケースは珍しくありません。
そのため、可能な限り審査の甘いカードに申し込むことをおすすめします。
審査の甘いクレジットカードについて知りたい方は「【激甘】審査がゆるいクレジットカードランキング|通りやすいカードをより甘いものにする7つの簡単なコツ」を参考にしてください。
ステップ③クレジットヒストリー作りに取り組む
クレジットカードを入手したら、クレジットカードヒストリー作りに取り組みましょう。
クレジットカードヒストリーは、クレジットカードの利用情報や過去の支払い履歴のことを指し、重要な審査項目になります。クレジットカードヒストリーが良いと、審査に通りやすくなります。
良いクレジットカードヒストリー作りのポイントは以下2点です。
クレヒス作りのポイント
- 1枚のクレジットカードを毎月利用する
- 毎月滞りなく支払いを済ませる
そのため公共料金の支払いやスマホの月額料金など、少額でも構わないので既存のクレジットカードを数か月利用することをおすすめします。
また、クレジットカードの引き落とし口座に入金を忘れないなど支払いの遅延を避けることも大切です。
ステップ④本命のクレジットカードに申し込む
審査に通る状態ができたあと、本命のクレジットカードに申し込みます。
ここまで紹介した3つのステップを踏んでいる場合、一般カードや簡単なゴールドカードの審査に通る可能性は高くなるはずです。
まとめ
山口 りな(監修者)
FPサテライト株式会社 所属FP
約6年半テレビ山梨でアナウンサーを勤め退職。退職をきっかけにお金に関わる制度を身近に感じたことでお金や経済の勉強はじめ、FP資格を取得。フリーアナウンサーとして活動しながらFPとしても活動中。FPアナウンサーとしてお金にまつわる知識を届けている。