2021年1月3日
マイルが貯まるおすすめクレジットカード3選|航空会社系の還元率最強カードはどれ?
マイルを利用して、お得に旅行を楽しみたいと考えている方は多いのではないでしょうか?
このマイルを貯める際に欠かせないのが「効率よく貯められるクレジットカード」になります。
しかし、クレジットカードの選択肢が多過ぎて、どのようなカードを選ぶとよりお得になるか悩んでしまいますよね。
そこで今回はマイルが貯めやすいクレジットカードの選び方からお得に貯める方法まで、マイル稼ぎに役立つ情報を解説していきます。
マイルを最大効率で貯めていきたい方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。
また、マイルを貯める以外の利用目的でも便利なおすすめのクレジットカードの発行も検討したい方は、以下記事も参考にしてください。
目次
マイルが貯まるカードは2種類ある
マイルが貯まるカードには、以下の2種類があります。
- 航空系カード
- 提携カード
自身のライフスタイルに合ったタイプのカードを選択することで、効率良くマイルを貯められます。
しかし、どちらが向いているのか判断できないという方も多いでしょう。両者の差が理解できていないと、適切な申し込み先を選べません。
ここではまず、2種類に分類されるカードの概要と特徴を見ていきましょう。
航空系カード|航空会社が発行しているカード
航空系カードとは、航空会社とカード会社が協力して発行・運営しているカードです。例えば、以下のようなカードが挙げられます。
- JAL・Visaカード
- ANA JCB一般カード
マイルが直接貯まるものや、独自のポイントをマイルへ自動移行できるものなどシステムはさまざまですが、マイルの還元率は比較的高いです。
また、以下のような決済以外の場面でも貯められる特徴があります。
- 搭乗するごとに追加のマイルが受け取れる
- 入会・継続のタイミングでマイルがもらえるなど
さらに旅行に関する優待も豊富に用意されているため、飛行機に乗って旅へ出かける機会の多い方なら性能をフルに発揮できるでしょう。
機内販売や免税店で割引がある点も、他のカードにはない魅力です。
提携カード|ポイント交換先にマイルが選べるカード
提携カードとは、貯めたポイントの交換先としてマイルが選べるカードです。ダイレクトにマイルが貯まるわけではないですが、移行手続きをとることでマイルを獲得できます。
マイルの有効期限は獲得した時点からカウントが始まるため、手続きのタイミングを調整することで有効期限を実質延長できることが利点です。
ただし交換レートや手数料はカードにより差があり、最低交換基準が設けられているケースもあります。そのため、どのカードを選んでもマイルを貯める効率が等しくなるわけではありません。
他の優待をチェックしながら、より多くのマイルを稼げそうな提携カードを選ぶ必要があると言えます。
マイルが貯まるクレジットカードの選び方
マイルが貯まるカードを選びたい方は、以下3点に注目することが大切です。
- どの航空会社のマイルを貯めたいか
- 年会費とマイル還元率のバランスは良いか
- 買い物や普段使いでマイルは貯まりやすいか
マイル稼ぎで重要となる項目を中心に比較することで、自身の利用状況に適した1枚を見つけやすくなります。
ここからは、マイルが貯まるクレジットカードの選び方のコツを見ていきましょう。
どの航空会社のマイルを貯めたいか
「どの航空会社のマイルを貯めたいか」によって選ぶべきカードが変わります。どれだけマイルを貯めやすくても利用する機会のない航空会社のものでは意味がありません。
消費できないまま有効期限を迎えて、無駄にしてしまう可能性も出てきます。マイルを貯める航空会社は「飛行機の利用状況」に応じて決めるとよいでしょう。
例えば国内旅行へよく出かける方なら、国内線の選択肢が多い「ANA・JAL」がおすすめです。他には、過去の搭乗履歴をもとに利用回数の多い航空会社を選択する方法もあるでしょう。
どの航空会社にするのかが決まると、カードの候補も絞りやすくなります。ここでは、以下2つの会社のマイルを紹介します。
- ANAマイル
- JALマイル
ANAマイル
「ANAマイル」とは、ANAのマイレージプログラムです。ANAマイルは特典航空券と交換する際、必要な量が季節により変動します。
繁忙期は多くのマイルが必要になる代わりに、閑散期は少なめのマイルで交換できるシステムです。
そのため、ANAのマイレージプログラムは、お盆や年末年始などのタイミングではなく閑散期に有給休暇などを利用して旅行へ出かける方に向いています。
逆に繁忙期に利用する機会の多い方は、稼いだマイルを効率的に使えなくなるでしょう。特典航空券の競争率が高く、交換しにくいデメリットもあります。
JALマイル
「JALマイル」とは、JALのマイレージプログラムです。ANAマイルと異なり、国内線の特典航空券を交換するために求められるマイルの量が季節にごとに変動しません。
国際線の場合も直前のタイミングで予約を入れない限り、最低クラスのマイルで交換できます。
そのため、時期を気にせず旅行へ出かけたい方に向いています。繁忙期に搭乗する機会の多い方の場合は、ANAマイルより活用しやすいでしょう。
特典航空券の競争率もANAと比べると低く、交換しやすい点もメリットと言えます。
ただし「JALマイレージバンクカードと一体型のJALカード」はダイレクトにマイルが貯まるため、付与された時点から有効期限のカウントが始まる点に注意が必要です。
交換を目指す期間の長さによっては、避けた方が良いケースも出てきます。
年会費とマイル還元率のバランスは良いか
「年会費とマイル還元率のバランスは良いか」もチェックしておきたいポイントです。年会費無料のクレジットカードは維持コストがかからず手軽ですが、マイル還元率が低い場合は、総合的なお得さは低くなります。
逆に年会費を支払う必要があるとしても、マイル還元率が高い場合には年会費の元をとることは難しくないでしょう。
なお、マイル還元率は「ポイント還元率」と「マイルへの交換率」をかけることで算出できます。例えば1,000円の利用で5ポイント貯まり1ポイントを0.5マイルに交換できるなら、400円につき1マイル稼げる仕組みです。
マイルが直接貯まるカードの場合、ポイント還元率がそのままマイル還元率になります。
ここからは、ポイント還元率とマイルへの交換率について見ていきましょう。
ポイント還元率
「ポイント還元率」とは、カードの決済金額に対して、どれくらいの価値を持つポイントが付与されるかを示す数字です。例えば200円利用するたびに1円相当のポイントを稼げるカードでは、還元率は0.5%となります。
一般的なポイント還元率の水準は0.5%ですが、1.0%以上還元されるカードも多くあります。また利用する場所により、還元率が上がる優待サービスも多く見られます。
例えば三井住友カードは還元率0.5%ですが、セブンイレブンやローソンなどで支払う場合5倍の2.5%還元される仕組みです。
そのため、年会費とのバランスをチェックする際は、よく足を運ぶ店舗の還元率を確かめておくとよいでしょう。一見還元率が低いように思える場合であっても、実際の使い方を前提にすると高い性能を誇ることも少なくありません。
マイルへの交換率
「マイルへの交換率」とは、1ポイントあたり何マイルと交換できるのかを示す数字です。例えば2ポイントを1マイルへ移行できる場合、交換率は0.5となります。
ただしポイントが持つ金銭的な価値はカードごとに異なるため、比較する際はいったん現金へ換算してから計算しなければなりません。電子マネーなど現金に近い景品の交換条件やキャッシュバックのレートを参照することで基準を統一できます。
さらに交換に手数料が必要な場合、その分を含めて計算しなければなりません。一度にどれくらいのマイルと交換するかを仮定して試算してみることがおすすめです。手数料が有料の場合、一度に交換するポイントが多いほど交換率が向上します。
買い物や普段使いでマイルは貯まりやすいか
「買い物や普段使いでマイルは貯まりやすいか」どうかも確かめておきましょう。マイルと聞くと「飛行機に乗って貯めるもの」というイメージが強い方もいると思います。
しかし、普段の生活の中で貯めるいわゆる「陸マイラー」も数多く存在します。カード払いを活用する具体的な場面を想定して、貯めやすいかを考えていきましょう。
例えば普段の通勤で電車に乗る方なら交通系電子マネーのチャージでポイントが貯まるカード、ネットで通販する方ならオンラインショップの還元率が上がる専用サイトへアクセスできるカードを選ぶと貯めやすいです。
また日常生活の中で貯めるなら、近所のお店や馴染みのネットショップに加盟店が多い国際ブランドを選ぶことも大切になります。加盟店の数は、決済できる機会の多さに直結するためです。
マイルが貯まる最強クレジットカードはどれ?おすすめカードを紹介!
マイルを稼ぎやすいカードの選び方を把握できても、すぐに候補を選び抜けるわけではありません。選別は時間がかかる作業であるため、すぐにおすすめのカードを知りたいという方もいるでしょう。
そこでここでは、マイルを貯める際におすすめのクレジットカードとして以下3枚を紹介していきます。
- ANA JCBカード
- JALカード JCB
- 楽天ANAマイレージカード
ANAマイルを貯めたいなら「ANA JCBカード」
年会費 | 初年度無料 2年目以降2,200円(税込) |
---|---|
ポイント還元率 | 0.5% |
特徴 | ・ANAマイルを稼ぎやすい仕組みのあるカード |
メリット | デメリット |
---|---|
・入会や継続、搭乗でマイルがもらえる ・マイルへの交換レートが高いコースを選べる ・最高1,000万円の海外旅行保険 ・機内販売の割引などANAに関する特典 | ・2年目以降は年会費が有料 |
おすすめカード1枚目は「ANA JCB一般カード」です。入会・継続でマイルがもらえる、搭乗時のマイルが増えるなど「ANAマイル」を貯めやすい仕組みが備わっています。
決済でマイルが直接貯まるわけではありませんが、マイルへ自動で移行する形式を選べるため面倒に感じることはないでしょう。手数料を支払うことで、マイルへの交換レートが高いコースも選べます。
また、海外旅行保険が最高1,000万円付帯するため、マイルを貯めて海外旅行へ行くことを目的にしている方にもおすすめです。
機内販売の割引などANAのサービスに関する特典も充実していて、ANAで旅行する際の快適度を高められます。
ANAマイルが貯めやすい他のクレジットカードについて知りたい方は「【比較】ANAマイルが貯まるおすすめクレジットカード7選|還元率の高い最強ANAカードはどれ?」も参考にしてください。
JALマイルを貯めたいなら「JALカード JCB」
年会費 | 初年度無料 2年目以降2,200円(税込) |
---|---|
ポイント還元率 | 0.5% |
特徴 | ・JALマイルを貯めやすい仕組みのあるカード |
メリット | デメリット |
---|---|
・入会、年初回の搭乗、搭乗でマイルがもらえる ・手数料を支払ってマイル還元率を上げられる ・最高1,000万円の国内、海外旅行保険 ・パッケージツアーの割引などJALに関する特典 | ・2年目以降は年会費が有料 |
おすすめカード2枚目は「JALカード JCBの普通カード」です。このカードはJALマイルを貯めやすい、以下のような特典が揃っています。
- 入会と毎年初回の搭乗で1,000マイルがもらえる
- 搭乗する際に通常より10%多く受け取れるなど
最高1,000万円まで補償される旅行保険は海外旅行のみでなく、国内旅行にも付帯します。そのため、国内線の特典航空券との交換を目指している方におすすめです。
パッケージツアーの割引などJALに関する特典も複数用意されているため、主にJALを利用するなら持っておきたい1枚になります。
補足として3,300円の費用で、マイル還元率1.0%のJALカードショッピングマイル・プレミアムに入会することも可能です。
JALマイルが貯めやすい他のクレジットカードについて知りたい方は「【比較】JALマイルが貯まるおすすめ人気クレジットカード7選|お得な最強JALカードはどれ?」も参考にしてください。
マイルとポイントをどちらも貯めたいなら「楽天ANAマイレージカード」
年会費 | 初年度無料 2年目以降540円(税込) (年1回の利用で無料) |
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ポイント還元率 | 1.0%(マイルの場合は0.5%) |
特徴 | ・マイルとポイントのどちらにも対応している |
メリット | デメリット |
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・還元率1.0%(ポイントの場合) ・楽天トラベルでポイント2倍 ・マイルやポイントどちらを貯めるか選べる ・スキップサービスで搭乗時間を短縮できる ・最高2,000万円の海外旅行保険 | ・搭乗などでマイルを得る仕組みがない |
おすすめカード3枚目は「楽天ANAマイレージカード」です。マイル・ポイントのどちらを貯めるか選べる上、相互に交換できるため、マイルを貯める必要がなくなった場合でもポイントが無駄になりません。
また楽天トラベルでポイントが2倍になる特典もあり、旅行代金の支払いでも貯めやすいカードです。スキップサービスで搭乗時間を短縮できるなど、旅行に関する特典も充実しています。
また、海外旅行保険も最高2,000万円付帯するため、トラブルへの備えも万全です。
ただし搭乗などでマイルを得られる仕組みはありません。そのためどちらかと言うと、日常生活の決済でマイルを貯めたい陸マイラーに向きのカードです。
クレジットカードを使って効率的にマイルを貯める方法
同じクレジットカードであっても、使い方次第でマイルを貯める効率は変わります。漫然とカードを使っているのみでは、なかなか特典航空券との交換は難しいです。
そのため、以下のようなポイントを貯める際のコツを覚えて、実践することが重要となります。
- 生活費の支払いをカード決済に切り替える
- 優待店を積極的に利用する
- お得にカードを発行する
クレジットカードを使って効率的にマイルを貯める方法を、それぞれ詳しく見ていきましょう。
生活費の支払いをカード決済に切り替える
生活費の支払いをカード決済に切り替えることで、マイルを貯めるチャンスを増やせます。スーパーマーケットやコンビニでの買い物や水道・電気・ガスなどの公共料金、スマホ料金などカード決済が可能な場面は探してみると以外に見つかるものです。
これらをカード払いに変更するとその分ポイントを稼げるため、マイルへの交換もはかどるでしょう。
なお、カード決済に切り替える場合、できる限り1枚のカードに集約することをおすすめします。複数枚を使い分けた場合、ポイントが分散して最低交換条件を満たしにくくなる場合があるためです。
ただし特定の店舗で優待のあるカードを選ぶなど、獲得効率を上げるために使い分ける場合は問題ありません。
優待店を積極的に利用する
優待店を積極的に利用することも意識しておきたいコツの1つです。カードごとに指定されている優待店を利用することで、通常より多くのポイントを獲得できます。
例えば「ANA JCB一般カード」では、高島屋で3倍・ビックカメラで2倍などの優待特典サービスに登録可能です。優待店はオンラインショッピングを楽しむ際も活用できます。
発行会社ごとの優待サイトを経由するのみで、還元率がアップする仕組みがあるためです。例えばJCBカードの所有者は「Oki Dokiランド」を経由することで楽天市場2倍・ベルメゾンネット2倍などの優待特典を利用できます。
同様の仕組みでマイルが貯まるマイレージモールもぜひ活用したいところです。
お得にカードを発行する
新たにカードを発行する際も、マイルを貯めるチャンスと言えます。同じカードを申し込む場合であっても申し込み窓口を変えるのみで獲得できるマイルの量が変わります。
クレジットカードを発行する際は、以下のような点に着目してみてください。
- 入会キャンペーンを利用する
- ポイントサイトを利用する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
入会キャンペーンを利用する
入会キャンペーンを利用することで、通常より多くのマイルを獲得できます。例えば「JCB ANA一般カード」の場合、登録してANAの航空便に搭乗すると3,000マイルがプレゼントされるキャンペーンを2021年1月31日まで開催中です。
また、提携カードでも入会時にポイントを受け取れるキャンペーンを開催している場合が多く、手軽にマイルに交換するためのポイントを貯められます。
さらに、入会したあと一定期間還元率が上がるカードや一定金額以上の決済でポイントがもらえるカードもあるため、うまく活用しましょう。
例えば「JALカード JCB」は入会後3か月間ポイントが4倍になります。高額商品を購入する直前の時期にカードを作成することで、非常にお得な買い物にできるでしょう。
ポイントサイトを利用する
ポイントサイトを利用することもマイル獲得に役立ちます。ポイントサイトとは掲載されている広告を経由してサービス登録・商品購入などのアクションをすることで、ポイントが獲得できるサイトのことです。
これらのポイントをマイルへ移行できるサイトなら、カード決済以外でもマイルを貯められます。広告の中にはカードの新規発行に関する案件もあり、入会キャンペーンとは別にポイントを得られるケースもあります。
そのため、カードを申し込む際はポイントサイトに広告が掲載されていないかチェックしてみることがおすすです。
ただし発行のみでなく一定金額の利用がポイントの受け取り条件となっている場合があるため、記述内容を詳しく確かめておきましょう。
【まとめ】マイルが貯まる最強クレジットカードはこれ
マイルが貯まるカードには以下の2種類があり、使い方に合った方を選ぶ必要があります。
- 航空系カード
- 提携カードカード
またクレジットカードを選ぶ際は、以下のような複数の項目をチェックすることも重要です。
- マイルの種類
- 年会費と還元率のバランス
- ポイントの貯まりやすさ
さらに同じカードを使う場合でも、入会キャンペーンや優待店の利用でマイルの貯まりやすさが変わります。現金払いをカード決済に変えることはもちろん、利用する店舗やサービスにも気を遣うことで特典航空券との交換が近づくでしょう。
マイルを稼ぎやすいカードは多数ありますが「ANAマイルならANA JCBカード」「JALマイルならJALカード JCB」が最強の1枚です。
マイルのみでなくポイントを貯める選択肢もほしい方には、楽天ANAマイレージカードという選択肢もあります。