2021年1月3日
【比較表】家族カードおすすめ人気ランキング|無料なのにお得な最強ファミリーカードはどれ?
家族カードとは、クレジットカードの契約者の家族が追加で作成できる便利なカードです。
名前を聞いたことはあっても、いまいちメリットを把握できていない方も多いのではないでしょうか?「家族個人でクレジットカードを申し込めばよいのでは?」と思っている方もいるかもしれません。
しかし家族カードには、利用しないと損をするさまざまなメリットがあります。通常のクレジットカードより有利な使い方ができるケースも多いです。
この記事では、家族カードの「選び方」と「おすすめのクレジットカード」を紹介します。
また、家族カード以外にも便利なおすすめのクレジットカードの発行も検討したい方は、以下記事も参考にしてください。
家族カードはどんな人におすすめ?
クレジットカードの家族カードは、以下のような方におすすめです。
- 配偶者や子どもの出費を把握・管理したい人
- ポイントを集約したい人
- ゴールドカード以上をお得に利用したい人
ここでは、上記の方について詳しく見ていきましょう。
おすすめの方を知る前に家族カードの概要について知りたい方は「家族カードとは?メリットや作り方、クレジットカードとの違いを解説!家族の範囲や引き落とし口座は?」を参考にしてください。
配偶者や子どもの出費を把握・管理したい人
家族カードは「配偶者や子どもの出費を把握・管理したい方」におすすめです。家族カードは、複数人の利用明細が1つにまとめられます。
利用明細自体は1つですが、本人と家族のどちらの使用分かは情報として記載されています。そのため、家族カードを利用した目的を後からまとめて把握可能です。
家族に黙って高額な商品を購入したり、ゲームアプリへ過剰に課金したりする事態をいちはやく察知したい場合、便利と言えるでしょう。
また、家計から出費する費用を家族に立て替えてもらい、あとで処理する手間も省けます。逆に買い物に関するプライバシーを守りたい場合、作成は避けた方が無難です。
ポイントを集約したい人
「クレジットカードのポイントを集約したい方」にも家族カードは向いています。家族カードの利用で獲得したポイントは、それぞれのカードに貯まるのではなく合算される仕組みです。
1人1人が得るポイントが少ない場合でも、まとまった量を確保しやすくなります。つまりポイントを集約することで、無駄なく交換できる機会を増やせます。
例えば、ポイントに最低交換基準が設けられている場合、個人では基準に届かず期限切れで無駄になってしまうこともあるでしょう。
また、少なめの単位で交換できる場合であっても、まとめて交換する場合と比べてレートが悪くなる場合もあります。
まとめて早めにポイントを交換することで、このような機会損失をなくせるでしょう。
ゴールドカード以上をお得に利用したい人
家族カードは「ゴールドカード以上をお得に利用したい方」にもおすすめです。ゴールドカードやプラチナカードなどステータスの高いクレジットカードは、通常のクレジットカードより審査が厳しい傾向にあります。
しかし家族カードは審査が必要ないため、問題なく高ランクのカードを作成できます。年会費が有料となる場合があるものの、本人がゴールドカードを作成する場合と比べると安く済むことが多いです。
ステータスの高いクレジットカードは、以下のような豪華な特典があります。
- 還元率が通常より高くなる
- 旅行保険の補償が大きくなる
審査落ちのリスクなしで通常より安いコストで豪華特典を利用したい方は、きわめて有用な選択肢になるでしょう。
家族カードの比較ポイント|どこを見て選ぶべき?
家族カードを発行できるクレジットカードは数多く存在するため、どのカードで作るかが問題となります。
家族カードを選ぶ際は、以下の4つのポイントを重視しましょう。
- 生活圏でよく利用するポイントは何か
- 家族の買い物履歴や出費で何が多いか
- 「年会費無料」または「年会費以上にお得」か
- カード性能は他と比較して高いか
クレジットカードと同様に家族カードにもそれぞれ異なる特徴があるため、利用状況に合わせて適切な種類を選ぶ必要があります。
どこを見て選ぶべきかがわかっていれば、複数の選択肢があっても候補を絞りやすくなるでしょう。
生活圏でよく利用するポイントは何か
「生活圏でよく利用するポイントは何か」という点は、家族カードを比べる上で重要な項目です。獲得したポイントの有用な使い道がない場合、利用する意味が薄くなります。
利点を活かすため、住んでいる地域の店舗で使用可能なポイントが貯まる家族カードを選ぶと良いでしょう。例えば「マツモトキヨシ」や「エディオン」が生活圏にある場合、dポイントが貯まる家族カードがおすすめです。
さらに、貯めたポイントに対応する店舗では購入金額に応じたポイントがもらえます。中には、クレジットカード払いで獲得倍率が上がる場合もあります。
例えばマツモトキヨシでdカードで決済すると、dポイントが通常の2倍獲得可能です。
生活圏で使いやすいポイントに着目することで、貯めて使うというサイクルを回しやすくなるでしょう。
家族の買い物履歴や出費で何が多いか
「家族の買い物履歴や出費で何が多いか」という点も、家族カードを比較する際に意識しておきたいポイントです。
以下のように、カードを利用する場面は家族により異なります。
- コンビニでの支払い
- ネットショップでの通販
- 通勤のためのSuicaオートチャージなど
「使用頻度」や「金額の割合が高い」利用目的で追加特典のある家族カードを選ぶことで、通常よりお得に活用できます。
例えば「楽天市場でのネット通販」が主な使い道である場合、楽天市場でポイントが3倍になる「楽天カード」の家族カードを発行するとお得です。
お得になるジャンルはクレジットカードごとに異なるため、「長男はdカード」「次男は楽天カード」というようにそれぞれ別のクレジットカードを選ぶ方法も効果的と言えます。
「年会費無料」または「年会費以上にお得」か
家族カードを比較する際は、年会費の有無も確認したいポイントです。有料の家族カードを発行した場合、使用頻度が低いと無駄な維持コストを支払うことになります。
年会費が無料のカードであれば、仮に利用しない場合でも特に費用を気にかける必要がないです。
また、年会費以上にお得になる家族カードがないかも検討してみましょう。年会費が必要であるとしても、毎年それ以上の恩恵を享受できる場合は、損にはなりません。
例えば年会費が1,000円であっても、毎年1,000円相当以上のポイントを貯めて使えるなら問題はないです。用意されている特典の費用対効果を見るようにしましょう。
カード性能は他と比較して高いか
「カード性能が他の家族カードと比較して高いかどうか」も、重要なポイントです。還元率や会員特典などのカード性能は家族カードによって異なります。
なお、家族カードの性能は元のクレジットカードに準ずる場合が多いため、元のクレジットカードの性能をベースに判断しましょう。
カード性能を比べる際は、現在の家族の状況に合っているかどうかを考えてみてください。例えば家族旅行へ定期的に出かける家族の場合、旅行保険が付帯する家族カードが便利です。
逆にどれだけ優れた性能があったとしても性能を活かす場面がない場合、価値はゼロに等しいと言えます。
家族カードを作るならどれがお得?おすすめ人気ランキング
家族カードがおすすめな方・比べる際の注目点について解説してきましたが、実際にどのカードを選ぶべきかは悩ましい問題です。
そこで家族カードを作る際におすすめのクレジットカードを、下表にまとめて7枚ピックアップして紹介します。
順位 | カードの名前 | 年会費 | 還元率 | ブランド | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|
1位 | JCB CARD W | 無料 | 1.0% | JCB | ・店舗・通販の豊富な優待店 ・最高2,000万円の海外旅行保険 |
2位 | 楽天カード | 無料 | 1.0% | VISA マスターカード JCB アメックス | ・楽天市場でポイント3倍 ・キャンペーンが豊富 |
3位 | 楽天ゴールドカード | 550円(税込) | 1.0% | VISA マスターカード JCB | ・楽天市場でポイント5倍 ・キャンペーンが豊富 ・空港ラウンジの無料利用など旅行に関するサービス |
4位 | dカード | 無料 | 1.0% | VISA マスターカード | ・ドコモのスマホ料金割引 ・dカードケータイ補償 |
5位 | dカード GOLD | 1枚目無料 2枚目以降1,100円(税込) | 1.0% | VISA マスターカード | ・ドコモのスマホ料金割引 ・dカードケータイ補償 ・ドコモの料金支払いでポイント10倍 ・国内・海外旅行保険 |
6位 | 三井住友カード | 初年度無料 2年目以降440円(税込) 年3回の利用で無料 | 0.5% | VISA | ・主要コンビニやマックで還元率5倍 ・還元倍率が上がるポータルサイド |
7位 | Orico Card THE POINT | 無料 | 1.0% | マスターカード JCB | ・入会後6か月間還元率2倍 ・格安航空券など旅行に関するサービス |
いずれも優れた特徴を持つクレジットカードであるため、候補を探す際に役立つはずです。既に所持している家族がいる場合、そのまま作成を考えてみても良いでしょう。
JCB CARD W
メリット | デメリット |
---|---|
・還元率1.0% ・店舗・通販の豊富な優待店 ・最高2,000万円の海外旅行保険 | ・契約者本人は39歳以下のみ ・WEB申し込み限定 |
おすすめ家族カードランキング第1位は「JCB CARD W」です。無料で作成できることに加え、還元率が1.0%と平均的なクレジットカードよりも高くなります。
使い方や使う場所を問わずポイントが貯まりやすいため、どなたでもお得に利用しやすいです。また、店舗・通販の豊富な優待店がある点も高評価と言えます。
契約者本人が利用しない場合でも、家族が通う店に優待店が含まれていれば追加の特典を獲得可能です。さらに、海外旅行保険も最高2,000万円利用付帯します。
元のカードは39歳以下のみ申し込めるクレジットカードですが、家族カードの条件は18歳以上のみです。そのため、年会費が発生する「JCB一般カード」を新たに作成するよりもお得に活用できるでしょう。
楽天カード
メリット | デメリット |
---|---|
・還元率1.0% ・楽天市場でポイント3倍 ・キャンペーンが豊富 | ・広告メールの配信数が多い |
おすすめ家族カードランキング第2位は「楽天カード」です。JCB CARD Wと同じく年会費無料・還元率1.0%とポイントを貯めやすいクレジットカードとなります。
楽天市場での決済でポイントが3倍になるため、楽天に出店中のショップを利用する家族がいる場合には特におすすめです。
また、貯めたポイントは楽天市場の支払いにそのまま利用できます。希望する交換先がなく、使い道に困る事態になる可能性が低いです。
さらに、楽天カードはポイントキャンペーンが豊富に用意されています。家族カードでも、通常の楽天カードのキャンペーンに参加できます。
加えて、家族カードならではの特典を受け取ることも可能です。例えば、入会時に以下のようなキャンペーンが適用されます。
- 2,000ポイント獲得
- 家族カード会員は200ポイント獲得
楽天ゴールドカード
メリット | デメリット |
---|---|
・還元率1.0% ・楽天市場でポイント5倍 ・空港ラウンジの無料利用など旅行に関するサービス | ・年会費が有料 |
おすすめ家族カードランキング第3位は「楽天ゴールドカード」です。楽天カードと同様に還元率1.0%でポイントキャンペーンが豊富なクレジットカードです。
通常カードと異なる点として、以下のような特典が多数追加されています。
- 楽天ポイントが3倍から5倍に変更
- 空港ラウンジの無料利用(年2回まで)
- 海外レンタカー割引など
家族カードの場合も、空港ラウンジの無料利用が可能であるため、家族旅行で海外へ行く方にはメリットが大きいです。
注意点として、年会費が550円(税込)かかるデメリットがあります。維持コストと利用する特典の内容の比較検討が必要です。
dカード
メリット | デメリット |
---|---|
・還元率1.0% ・ドコモのスマホ料金が割引される ・dカードケータイ補償 | ・旅行保険が付かない |
おすすめ家族カードランキング第4位は「dカード」です。dカードも年会費無料・還元率1.0%のクレジットカードになります。
利用場所が多い「dポイント」が貯まるため、利用する場面には困ることはないでしょう。また、以下のようなドコモの発行するクレジットカードならではの特典も多く見られます。
- dカード利用でドコモのスマホ購入料金が割引
- dカードケータイ補償(スマホを購入後1年間、紛失・盗難時に最大1万円の補償)
家族にドコモのスマホを持つ方が多い場合、お得に活用しやすいでしょう。
ただし旅行保険が付かないなど、他のクレジットカードと比べてサービスが劣る部分もあるため注意が必要です。
dカード GOLD
メリット | デメリット |
---|---|
・還元率1.0% ・ドコモのスマホ料金割引 ・dカードケータイ補償 ・ドコモの料金支払いでポイント10倍 ・国内・海外旅行保険 | ・2枚目以降は年会費が有料 |
おすすめ家族カードランキング第5位は「dカード GOLD」です。dカードと同じく還元率1.0%でドコモに関するサービスが豊富です。
さらに追加として、特典の内容が豪華になります。例えば、以下のような特典があります。
- dカードケータイ補償の期間が3年間に延長
- 補償額も10倍の10万円に上昇
- ドコモの料金支払いでポイントが10倍
- 国内・海外旅行保険や空港ラウンジの利用可能
dカードで不足していた旅行関連のサービスが大幅に強化されていることは大きなメリットです。
dカード GOLD自体の年会費は11,000円ですが、1枚目の家族カードは無料で利用できます。2枚目以降は1,100円(税込)かかるものの、特典を多く利用する方は損なく利用できるでしょう。
三井住友カード
メリット | デメリット |
---|---|
・主要コンビニやマクドナルドでポイント5倍 ・還元倍率が上がるポータルサイト | ・還元率0.5% ・2年目以降は年会費が有料 |
おすすめ家族カードランキング第6位は「三井住友カード」です。還元率は0.5%とこの記事で紹介する他のクレジットカードより低いですが、以下のような大手主要コンビニではポイント5倍で利用できます。
- セブンイレブン
- ローソン
- ファミリーマートな
そのため、コンビニやマックで使う機会が多い場合、価値が一気に上がるカードです。
また還元倍率が上がるポータルサイトを経由することで、低い還元率をカバーできます。例えば以下のような大手オンラインショップで利用可能です。
- Amazon
- Yahoo!ショッピング
家族みんなで通販を頻繁に使う方は、特におすすめです。
2年目以降は年会費が440円必要ですが、年3回の利用で無料になります。実質無料の家族カードとして運用するハードルが非常に低いクレジットカードです。
Orico Card THE POINT
メリット | デメリット |
---|---|
・還元率1.0% ・入会後6か月間還元率2倍 ・格安航空券など旅行に関するサービス | ・ポイントの有効期限が短い |
おすすめ家族カードランキング第7位は「Orico Card THE POINT」です。年会費無料・還元率1.0%と基本的にお得なクレジットカードです。
さらに、入会後6か月間は還元率が2倍に上がります。そのため高額商品を購入する予定がある家族がいる場合、クレジットカードと同時に申し込むのも良いでしょう。
また、以下のような旅行に関するサービスも充実しています。
- 格安航空券サービス
- 海外お土産宅配サービスなど
家族カードを家族旅行で活かしたい方には、特におすすめです。
注意点として、ポイントの有効期限は1年間と短めに設定されています。家族カードでポイントを集約することで対応可能な欠点ですが、損しないためにも覚えておきましょう。