2020年12月14日
【二重取り?】楽天カードと楽天Edyはどっちがお得?メリットとデメリットも解説!
「楽天カードがお得らしいから開設を考えているけど、楽天Edyじゃダメなのかな?」
「楽天カードを作れば、楽天Edyでの支払いがお得になったりする?」
こんなお悩みをお持ちの方はいませんか?
楽天が運営する「楽天カード」と「楽天Edy」、果たしてどっちがお得なのか、利用者でも説明できる方は少ないでしょう。
今回はどっちを使うか迷っている方に向けて、下記5点を解説していきます。
- 楽天カードと楽天Edyの機能を簡単に紹介
- 楽天カードと楽天Edyはどっちがお得か
- 楽天カードと楽天Edyのメリット・デメリット
- ポイントの二重取り
- よくある質問
楽天カードと楽天Edyの違いを理解して、キャッシュレスライフをよりお得に楽しみましょう!
目次
楽天カードと楽天Edyの機能を簡単に紹介
まずは楽天カードと楽天Edyの機能を簡単に紹介します。楽天カードと楽天Edyの機能や特徴を比較した表をご覧ください。
楽天カード | 楽天Edy | |
年会費 | 無料 | 無料 |
還元率 | 1% | 0.5% |
年齢制限 | 18歳以上 ※高校生除く | なし |
楽天カードと楽天Edyはどちらも年会費無料ですが、他の点は大きく異なる決済サービスです。それぞれの機能をチェックしておきましょう。
楽天カードの機能
楽天カードは年会費無料にもかかわらず、還元率1%の高還元クレジットカードです。
2020年6月時点で楽天カードの会員数は2,000万人を突破しました。なんと日本人の約6人に1人が楽天カードを持っています。
楽天ポイントが使える提携点の多さや、ポイントがアップする通販サイト「楽天市場」の品揃えの良さが楽天カードの魅力です。
ポイントアップのキャンペーンが多く、エントリーすれば買い物するだけで、10%以上のポイントを獲得できるものもあります。
入会資格は、高校生を除く18歳以上です。大学生やパート、主婦の方でも申し込み可能で、審査も厳しくありません。
1枚目のクレジットカードとして検討している方、楽天市場のユーザーにおすすめしているカードです。
楽天Edyの機能
楽天Edyは、楽天が提供するプリペイド(先払い)電子マネーです。利用金額200円につき、1ポイントが付与されます。
クレジットカードと異なり、専用端末に楽天Edyカードや楽天Edyモバイルアプリを入れた端末をかざすだけで決済完了です。
楽天Edyは下記3種類の方法で使えます。
- 楽天Edyカード
- 楽天Edy機能付き楽天カード
- モバイルアプリ
楽天Edy機能付き楽天カード、モバイルアプリは無料ですが、楽天Edyカードは330円での購入が必要です。
事前にコンビニの専用端末や一部の楽天Edy加盟店、アプリからチャージできます。
プリペイド式なので、使用するには事前のチャージが必要です。オートチャージ機能を使うと、残高が設定額を下回ったとき自動でチャージしてくれるので安心です。
楽天Edyの利用に審査はないので、未成年の方や安定した収入がない方も問題ありません。
【結論】楽天カードと楽天Edyはどっちがお得なの?おすすめは?
楽天カードと楽天Edyを比べると、楽天カードで支払った方がお得です。楽天カードの方が楽天Edyよりお得な理由は2つあります。
- ポイントの還元率が高い
- ポイント付与対象が月の合計額
楽天カードの還元率は利用金額100円につき1ポイント、つまり1%です。
楽天Edyは利用金額200円につき1ポイントで還元率0.5%なので、楽天カードの方が2倍ポイントをゲットできます。
また、ポイント付与対象となる条件についても楽天カードの方がお得です。
楽天カードは、月の合計利用金額に対してポイントが付与されるので、付与の対象にならない金額は最大99円におさえられます。
一方、楽天Edyは1回の支払いごとの利用金額200円につき、1ポイントの還元です。200円未満の決済で楽天Edyを使った場合、ポイントをもらえません。
一度の買い物で最大199円、1ヶ月に換算するとさらにポイントを取りこぼしてしまいます。
毎日コンビニで500円の買い物をする人で考えてみましょう。楽天カードは利用金額500円全額、楽天Edyは200円ごとなので400円に対してポイントが還元されます。
楽天カード:500円×30日×1%=150ポイント
楽天Edy:400円×0.5%×30日=60ポイント
楽天カードと楽天Edyでの支払いで、90ポイントも差がついてしまいました。
楽天Edyでも金額を気にして買い物をすれば、ポイントを取りこぼす端数を少なくおさられますが、いちいち意識するのは大変ですよね。
したがって、基本的には楽天Edyより楽天カードで支払うがお得です。
「でも、楽天カードからチャージして楽天Edyでチャージするとポイント二重取りできるんじゃない?」と思った方はいませんか?
「ポイント二重取りがお得なのか」については、記事後半で解説しています。
楽天カードのメリットとデメリット
楽天Edyと比べた楽天カードのメリットは4つ、デメリットは2つあります。
- ○還元率が1%、楽天市場での買い物でさらにお得
- ○年会費無料にもかかわらず付帯サービスが豪華
- ○入会キャンペーンあり
- ○チャージの必要なし!限度額も最低10万円〜
- △申し込みに手間がかかり、届くまで1週間前後かかる
- △サインが必要な店舗もある
決済手段として種類の違う楽天Edyと比べているため、デメリットはありますが、楽天カードはクレジットカードの中では優秀で人気のカードです。
楽天カードのメリット、デメリットを解説していきます。
○還元率が1%、楽天市場での買い物でさらにお得
楽天カードは通常の還元率は1%ですが、楽天市場や楽天グループのサービスで利用すると還元率がアップします。
楽天市場では常時ポイント3倍なので、還元率3%です。
楽天市場のヘビーユーザーなら、ポイント優待は嬉しいですよね。
さらに楽天カードは「楽天ゴールドカード」「楽天プレミアムカード」などの上位カードがあり、楽天市場での還元率を5%まであげられます。
年会費は有料になってしまいますが、楽天市場をよく利用する人なら十分元が取れるカードなので、検討してみる価値はあるでしょう。
楽天市場のユーザーなら、楽天カードは必ず持つべきです。
○年会費無料にもかかわらず付帯サービスが豪華
楽天カードの年会費は永年無料です。無料で使えるカードにもかかわらず、楽天カード会員は下記のような付帯サービスを利用できます。
- 「楽天カード ハワイラウンジ」の無料利用
- Wi-Fiレンタル、レンタカーに優待価格の適用
- 最高2,000万円の海外旅行傷害保険
場所は限られるとはいえ、年会費無料でラウンジが使えるクレジットカードはほとんどありません。
海外で有効な保険、Wi-Fiレンタル料金の優待なども使えるので、海外が好きな方は付帯サービスを活用して旅行を楽しみましょう。
○入会キャンペーンあり
楽天カードは入会キャンペーンを開催しており、新規入会者は条件を満たすとポイントをゲットできます。
獲得できるポイントはキャンペーンごとに異なりますが、過去には5,000ポイントや8,000ポイントを謳っていました。
まだ楽天カードを持っていない方は、キャンペーンを活用しない手はありません。キャンペーンはホームページから確認できます。
楽天Edyの加入や1ヶ月以内の楽天カード利用など、ポイント付与には複数の条件がありますので、注意しましょう。
○チャージの必要なし!限度額も最低10万円〜
クレジットカードなので楽天カードはチャージが必要なく、預金残高が足りていなくても限度額に達していなければ決済できます。
限度額は10万円〜100万円と言われており、学生でも10万円はあることが多いようです。
実際に筆者も楽天カードを学生時代に使っていたとき、限度額は20万円でした。
楽天カード以外のクレジットカードはすべて10万円だったので、楽天カードは限度額の審査が比較的緩いカードなのでしょう。
△申し込みに手間がかかり、届くまで1週間前後かかる
楽天カードはクレジットカードの中では審査が早いと言われていますが、届くまでは1週間前後かかります。
申請の際には、預金金額や家賃、居住年数、住宅ローンなど記入しなければなりません。
1週間前後で届くものの、稀に審査に時間がかかって1ヶ月程度経ってから届いた方もいるようです。
楽天カードを申し込む際には、ある程度余裕を持って申し込みましょう。
△サインが必要な店舗もある
楽天Edyのような電子マネーに比べ、クレジットカードである楽天カードは決済スピードが遅いです。暗証番号、またはサインが必要な店舗もあります。
サインレス決済ができるのは、クレジットカード会社と契約をしている店舗のみです。
コンビニやスーパー、高速道路の料金所など少額決済が多く、スピーディーな支払いが求められる場所に限られます。
サインレス決済ができる場合は、電子マネーとさほど手間とスピードが変わりません。
普段使うお店がサインレスに対応しているかをチャックしてみるといいでしょう。
楽天Edyのメリットとデメリット
続いて楽天カードと比較した楽天Edyのメリット4つとデメリット2つです。
- ○すぐに利用開始できる
- ○残高分しか支払えないので、使いすぎを防げる
- ○チャージが簡単、オートチャージも可能
- ○ポイント獲得キャンペーンがある
- △ポイントを取りこぼしやすい
- △使える場所に限りがある
楽天Edy自体はメリットの多い電子マネーですが、楽天カードを持っている場合は兼用するメリットは多くありません。
メリット、デメリットをチェックして必要か検討してみてください。
○すぐに利用開始できる
楽天Edyは、下記3ステップで簡単に利用開始できます。
- 楽天会員IDを作成
- モバイルアプリをインストール
- 口座やクレジットカードなどからチャージ
楽天カードは申し込みに手間がかかり、カードが到着するまで時間もかかります。すぐに使い始めたい方は楽天Edyがおすすめです。
○残高分しか支払えないので、使いすぎを防げる
楽天Edyはプリペイド式、先払い式の電子マネーなので、チャージしてある残高分以上は支払えません。
「クレジットカードだと減っている感覚がないから、ついつい使いすぎちゃう......」という方も安心です。
例えば、コンビニで昼食を買う用の電子マネーとして使う場合は、月の予算分だけをチャージしましょう。
毎回残高が減るので、利用歴を確認しやすく、家計を簡単に管理できます。
○決済スピードが早い
楽天Edyは、店頭に置いてある端末にかざすだけで決済できます。サインや暗証番号を使わないため、急いで買い物をすることが多い方におすすめです。
「楽天Edyで払います」と伝えて読み取り機にカードやスマホをかざしましょう。「しゃりーん♪」と音がしたら、決済完了です。
カードの受け渡しがないので、とても楽ですよ!
○ポイント獲得キャンペーンがある
楽天Edyは、ポイントを獲得できるキャンペーンを多く開催しています。
抽選でポイントが当たったり、指定店舗で楽天Edyを使って支払ったり、エントリーすれば簡単に参加できるキャンペーンです。
楽天カードに比べて条件が厳しくないものが多いので、とりあえずエントリーしておくことをおすすめします。
△ポイントを取りこぼしやすい
前述の通り、楽天Edyは1回の会計で利用金額200円ごとに1ポイントの付与なので、楽天カードと比べポイントを取りこぼしやすいです。
200円以下の少額の買い物が多い方は、付与ポイント0の買い物ばかりになってしまうことも考えられます。
楽天Edyでお得に買い物したい場合は、金額を気にする癖をつけた方がいいでしょう。
△使える場所に限りがある
楽天Edyは全国450,000店以上で使えますが、電子マネー非対応でクレジットカードのみ対応の店も多くあります。
数百円の少額決済が少ない飲食店などでは、クレジットカードのみ対応しているお店がほとんどでしょう。
さらに、楽天Edyは専用機器を購入しなければ、楽天市場を始めとする通販サイトでの支払いに使えません。
街中、オンライン問わずキャッシュレスにしたい場合は、楽天Edyだけでは不十分でしょう。
楽天カードと楽天Edyに関するよくある質問
楽天カードと楽天Edyに関して、よくある質問を1つ取り上げます。
それぞれの明確な差は?
楽天カードはクレジットカード、楽天Edyは電子マネーです。そもそもクレジットカードと電子マネーには下記の違いがあります。
- クレジットカード:カード会社が会員の利用代金を立て替えて、後から一括で請求する
- 電子マネー:お金をチャージして電子化して持ち歩く
クレジットカードは一時的にお金を借りてお店に支払うので、自分の預金残高以上の支払いもできます。
一方、電子マネーは自分が持っているお金を電子化するだけです。
楽天カードは楽天に立て替えてもらって後から一括返済、楽天Edyはお財布の中のお金をアプリやカードに移すというイメージですね。
楽天Edyの残高は5万円が上限なので、一度に5万円以上の決済をしたい場合は、楽天カードにしましょう。
【お得?】楽天カードと楽天Edyでポイント二重取りは可能?
楽天カードと楽天Edyでポイントを二重取りすることは可能です。しかし、実は楽天カードで払った場合に比べて、お得になるわけではありません。
楽天カードから楽天Edyにチャージするときの還元率は、1%ではなく0.5%です。Edyチャージ200円ごとに1ポイントが貯まります。
楽天Edyでの支払いも200円ごとに1ポイントなので、ポイントを二重取りした場合、内訳は下記です。
<200円の買い物をした場合、合計2ポイント>
- 楽天カードから楽天Edyにチャージ:200円×0.5%=1ポイント
- 楽天Edyで200円の決済:200円×0.5%=1ポイント
実は楽天カードでチャージしてポイントを二重取りしても、獲得できるポイントは楽天カードで直接払った場合と同じです。
したがってチャージは楽ですが、楽天カードで楽天Edyにチャージをすることにお得なメリットはありません。
ポイントの二重取りにこだわるなら、リクルートカードからのチャージがおすすめです。
リクルートカードは通常還元率1.2%のカードで、楽天Edyへのチャージでも1.2%還元されます。
リクルートカードでチャージ、楽天Edyで支払ったときの還元率は1.7%です。
楽天カードで支払った際の還元率を上回るので、持っている方はリクルートカードでチャージしましょう。
リクルートカードを持っていない方は、楽天カードで支払った方が楽で良いですね。
楽天カードと楽天Edyはどっちがお得なのか?まとめ
楽天カードと楽天Edyは、支払いで得られるポイントの「お得さ」で考えると、楽天カードが上です。
リクルートカードで楽天Edyにチャージした場合のみ、楽天Edyの方がお得になります。
基本的には楽天Edyより、楽天カードの方が還元率が高く、ポイント付与の条件も易しいためおすすめです。
楽天カードはクレジットカード、楽天Edyは電子マネーでそれぞれメリット、デメリットがあるので、シチュエーションによって使い分けてはいかがでしょうか。
急いでいるときは楽天Edy、高額決済のときは楽天カードというように使い分けると快適に会計を済ませられますよ!