2021年1月3日
年会費無料のおすすめクレジットカード6選|ずっとお得なVISA・JCBの永年無料カードはこれ
クレジットカードの中には「年会費が無料」であるものが数多く存在します。
しかし「無料」という点のみでクレジットカードを選んでしまうと、後悔する結果になることもあります。
また、本当にお得なのかどうか確信が持てず、申し込むことをためらっている方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、年会費無料のクレジットカードを選ぶ際のポイントやおすすめのクレジットカードを紹介します。
この記事を読むと、あなたにとって最高の年会費無料であるクレジットカードを見つけられるようになるはずです。
なお、年会費以外も考慮して、クレジットカードの発行を検討したい方は以下記事も参考にしてください。
目次
年会費無料のクレジットカードで見るべきポイント
年会費無料のクレジットカードで見るべきポイントとして以下の4点が挙がられます。
- 年会費は永年に無料か
- 国際ブランドは何か
- 利用目的に合致しているか
- ポイント還元率は高いか
ここからは、それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。
年会費は永年無料か
クレジットカードを選ぶ際は「年会費が永年無料かどうか」をチェックしましょう。一口に年会費無料と言っても、以下のようにさまざまなパターンがあります。
- 永年無料・永久無料
- クレジットカードを発行した初年度のみ無料
- 期間限定のキャンペーン中のみ無料
- クレジットカードを利用した金額が基準を超えると無料
- クレジットカードを利用した回数が基準を超えると無料
無料を謳っているクレジットカードでも、よく確かめてみると2年目以降は有料になる場合が少なくありません。
そのため、年会費の項目は注意書きまで含めて細かくチェックする必要があるでしょう。
維持コストを気にせずに済むカードを手に入れたい場合は、永年無料のクレジットカードもしくは無料となる条件が緩めのクレジットカードを選ぶことをおすすめします。
国際ブランドは何か
クレジットカードの「国際ブランドは何か」という点も見るべきポイントの1つです。クレジットカードにはそれぞれブランドがあり、利用できる店舗が異なります。
カード払いが可能な店舗であっても、所持しているクレジットカードのブランドに加盟している店でなければ利用できません。
そのため、加盟店の数が多い国際ブランドを選べるかどうかが重要となります。特に海外旅行で利用する場合、さまざまな国に対応している国際ブランドであることは大きな価値を持つでしょう。
主流な国際ブランドとして知られているのは、以下の3つです。
- VISA
- マスターカード
- JCB
またシェア率は上記3つより下がりますが、以下の2ブランドも優待特典が豊富であるため選択肢に入るでしょう。
- アメリカン・エキスプレス(アメックス)
- ダイナースクラブ
利用目的に合致しているか
カードを選ぶ際は「利用目的に合致しているかどうか」も確かめておきましょう。クレジットカードにはそれぞれ異なる優待サービスや特典があります。
そのため、利用目的次第で価値が大きく変わります。同じ年会費無料のクレジットカードであっても、目的にマッチした特徴を持っている方がお得に利用できるでしょう。
例えば「JCB CARD W」で航空券の代金やツアー料金を支払った場合、最高2,000万円の海外旅行傷害保険が適用されます。つまり、海外旅行に使うクレジットカードとして優れているカードと言えます。
何のためにクレジットカードを作成するかがはっきりしている場合は、各社公式サイトで目的に適したサービスの有無を確認してみましょう。
クレジットカードの代表的な利用目的に合うカードについて知りたい方は「内部リンク:クレジットカード 選び方」も参考にしてください。
ポイント還元率は高いか
「ポイント還元率が高いかどうか」も、年会費無料のクレジットカードを比較する際に欠かせない項目です。還元率が高ければ多くのポイントを獲得できるため、その分クレジットカードをお得に利用できます。
1つの目的に特化したクレジットカードではなく、幅広い使い方ができるクレジットカードを求めている場合、還元率は候補選びの重要な基準となるでしょう。
なお「年会費がかからないクレジットカードは還元率が低いのではないか?」と考える方も多いかと思いますが、実は年会費無料であっても有料のクレジットカードと同等あるいはそれ以上の還元率を持つクレジットカードはあります。
一般的なクレジットカードは0.5%程度ですが、1.0%以上の数字が設定されているクレジットカードも多いです。できる限り高還元率のクレジットカードを探した方が良いでしょう。
高還元率のクレジットカードについて詳しく知りたい方は「内部リンク:クレジットカード 還元率」も参考にしてください。
【一覧表あり】年会費永年無料のおすすめクレジットカード6選
年会費無料のクレジットカードで見るべきポイントを解説してきましたが、それを踏まえても1からクレジットカードを選ぶことは大変です。
しかし、あまりの種類の多さに「選ぶのが面倒」と感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで年会費が0円のクレジットカードの中からおすすめのカードを6種類紹介します。
カード名 | 年会費 | 還元率 | ブランド | 特徴 |
---|---|---|---|---|
JCB CARD W | 無料 | 1.0% | JCB | ・セブンイレブンやスターバックスなどの優待店 ・最高2,000万円の海外旅行傷害保険 |
JCB CARD W plus L | 無料 | 1.0% | JCB | ・JCB CARD Wと同様のサービス ・LINDAリーグ ・女性疾病保険 ・お守リンダ(選べる保険) |
楽天カード | 無料 | 1.0% | VISA JCB マスターカード アメックス | ・楽天市場での利用でポイント3倍 ・楽天Edyへのチャージでもポイントが貯まる |
リクルートカード | 無料 | 1.2% | VISA JCB マスターカード | ・リクルート関連のサービスでポイントアップ ・最高2,000万円の海外旅行保険・最高1,000万円の国内旅行保険 ・銀聯カードを追加発行できる |
dカード | 無料 | 1.0% | VISA マスターカード | ・マツモトキヨシやメルカリなどの優待店 ・スマホの紛失・盗難・故障を最大1万円補償(1年間) |
Orico Card THE POINT | 無料 | 1.0% | VISA マスターカード | ・iD・QUICPayをダブル搭載 ・紛失・盗難補償 |
いずれのクレジットカードも無料がずっと続くため、メインで使う1枚目・サブで使う2枚目以降のどちらとしても便利に活用できます。
それぞれの特徴を比較して、どのクレジットカードが最適か検討してみてください。他のクレジットカードを検討する際の比較対象としても、活用可能です。
JCB CARD W|JCB
メリット | デメリット |
---|---|
・入会後3か月間はポイント4倍 ・ポイントの交換先が豊富 ・最高2,000万円の海外旅行傷害保険 ・Apple pay・Google payの支払いで20%還元 | ・39歳までの年齢制限あり |
年会費無料のおすすめクレジットカード1枚目は「JCB CARD W」です。JCB CARD Wのポイント還元率は1.0%で、JCB一般カードの2倍です。
39歳以下のみが申し込めるカードではあるものの、使い方を問わず多くのポイントを獲得できます。また、以下のような優待店が豊富である点も優秀です。
- セブンイレブン
- スターバックスなど
さらに、Amazonなどのオンラインショップでも追加ポイントが得られるため、ネット通販を中心に利用する方にもおすすめできるでしょう。
加えて利用目的の項目で触れたとおり、最高2,000万円の海外旅行傷害保険が利用付帯します。また、以下のような重大なアクシデントに対しても、コストをかけずに補償を受けられるクレジットカードです。
- 死亡
- 後遺障害など
JCB CARD W plus L|JCB
メリット | デメリット |
---|---|
・女性向け保険に安い保険料で加入できる ・美容やファッションなどに関する特典 | ・申し込めるのが39歳以下のみ ・WEB申し込み限定 |
年会費無料のおすすめクレジットカード2枚目は「JCB CARD W plus L」です。基本的には、JCB CARD Wと同様のクレジットカードですが、以下のようなサービスを追加で受けられます。
- LINDAリーグ
- 女性疾病保険
- 選べる保険 お守リンダ
LINDAリーグとは、ファッションやグルメなどに関する企業から最新情報や特典を受け取れる仕組みです。以下のような、女性は見逃せない特典が用意されています。
- 「スターバックスカード」へのオンライン入金でポイントが10倍
- 「ABISTE」の無料初回体験クーポンプレゼント
また女性疾病保険は、通常の疾病に加えて女性特有の疾病もカバーしている保険です。最大でも710円(満35~39際)の手頃な保険料で万が一の事態に備えられます。
女性特定がん特約や盗難補償などを選べる保険「お守リンダ」も心強い存在です。
楽天カード|VISA・JCB・マスター・アメックス
メリット | デメリット |
---|---|
・還元率1.0% ・楽天市場での利用でポイント3倍 ・楽天Edyへのチャージでもポイントが貯まる | ・広告メールの配信数が多い ・楽天カードと同時に持てない |
年会費無料のおすすめクレジットカード3枚目は「楽天カード」です。楽天カードの還元率は1.0%です。
獲得したポイントは、そのまま楽天関連のサービスの支払いに使えるため、利用する機会の多い方には便利でしょう。
また、楽天市場での利用でポイントが3倍になるなど、楽天関連のサービスに使う際に特典が多い点もメリットです。楽天Edyへのチャージでも200円につき1ポイントが貯まります。
上記を鑑みると、カード払いより電子マネーをよく利用する方にもおすすめです。利用場所に合わせて、以下の4種類から国際ブランドを選べる点も利点と言えます。
- VISA
- JCB
- マスターカード
- アメックス
リクルートカード|VISA・JCB・マスター・銀聯
メリット | デメリット |
---|---|
・還元率が1.2%で高い ・リクルートのウェブサイトでポイントを貯めやすい ・国内・海外旅行保険が利用付帯 | ・ポイントの交換先の選択肢が少ない |
年会費無料のおすすめクレジットカード4枚目は「リクルートカード」です。リクルートカードの還元率は1.2%です。
ポイント交換先の選択肢は少ないですが、高い還元率を誇っています。じゃらんなどリクルート関連のサービスで獲得ポイントがアップするため、これらをよく利用する方におすすめです。
また最高1,000万円の国内旅行保険・最高2,000万円の海外旅行保険が利用付帯します。旅行先を問わず補償を受けられる点が魅力的です。
中国での買い物に便利な銀聯カードを追加できる仕組みもあり「中国へ旅行・出張する頻度の高い方」には特に向いると言えます。
dカード|VISA・マスター
メリット | デメリット |
---|---|
・還元率1.0% ・ポイントの交換先が豊富 ・優待店が豊富 ・ドコモスマホの保証が多い | ・旅行傷害保険がない ・携帯料金の支払いはポイント対象外 |
年会費無料のおすすめクレジットカード5枚目は「dカード」です。dカードの還元率は1.0%です。貯まったdポイントは、以下のように幅広い店舗で使えます。
- マクドナルド
- エディオンなど
また、ローソンでお試し商品を交換するなど別の利用法もあります。さらに、以下のような多くの優待店で利用すると追加でポイントがもらえます。
- マツモトキヨシ
- メルカリなど
さらに、スマホの「紛失」や「盗難」、「故障」を最大1万円補償するdカードケータイ補償も、トラブルの備えとして役立つと言えます。
Orico Card THE POINT|VISA・マスター
メリット | デメリット |
---|---|
・還元率1.0% ・iD・QUICPayをダブル搭載 ・紛失・盗難補償あり | ・付帯保険がない |
年会費無料のおすすめクレジットカード6枚目は「Orico Card THE POINT」です。Orico Card THE POINTは1.0%です。入会後6か月間は2.0%にアップするため、発行後に大きな買い物に利用する予定がある方には、特におすすめできます。
また「iD・QUICPay」をダブル搭載している点も便利です。カード払いを取り扱っていない店舗でも電子マネーを利用して支払えるチャンスが増えます。
また、紛失・盗難補償があるため、不正利用の被害を受けた場合でも金銭的な損失を心配する必要がありません。
海外旅行中に紛失・盗難が起きた場合、代わりのクレジットカードとして使える海外緊急カードを発行してもらえる点も注目したいメリットです。
年会費ありと年会費無料のクレジットカードはどっちがお得?
「年会費あり」と「年会費無料のクレジットカード」のどちらがお得になるかは、利用状況により異なります。
支払う費用のみ考慮すると当然無料のクレジットカードがお得に思えますが、有料のクレジットカードは独自の特典がある場合が多いです。
例えば、年会費10,000円の「dカード GOLD」には年会費無料のdカードにはない以下のような特典があります。
- ドコモのスマホ・ドコモ光の利用で10%のポイントを獲得できる(dカードは1%)
- スマホの紛失・盗難・故障を3年間最大3万円まで補償(dカードは1年間最大1万円)
- 最大1億円の海外旅行保険・最大5,000万円の国内旅行保険
- 日本・ハワイの主要空港のラウンジを無料で利用できる
独自の特典に年会費を支払うだけの価値があると考える場合は、年会費ありのクレジットカードの方がお得になることもあり得ます。
クレジットカードの年会費に関するよくある質問
カードを使わない場合は年会費を払わなくてもいい?
クレジットカードを使わない場合でも、年会費は支払わなければなりません。そのため、利用しなくなった年会費ありのクレジットカードを持ち続ける場合、毎年無駄な費用を支払い続けることになります。
延滞などのトラブルがなければ、自動的に利用停止や退会になることは基本的にありません。つまり年会費が有料のクレジットカードの存在を忘れてしまった場合、気付かないうちにお金が引き落とされてしまいます。
身に覚えのない出金を見つけた際は、年会費の可能性を疑ってみみましょう。将来的に利用しなくなる可能性がある場合、年会費無料のクレジットカードを選んだ方が無難です。
既存カードの年会費を払いたくない場合はどうすればいい?
既存カードの年会費を払いたくない場合、以下のような対処法があります。
- カードのダウングレード
- カードの解約
ダウングレードとは、既存のクレジットカードをランクが低いカードに切り替えることです。例えば「JCBゴールドカード」を「JCB一般カード」に切り替えるような場合を指します。
解約とは、既存のクレジットカードの利用を完全にやめる手続きです。クレジットカードの契約自体がなくなるため、当然年会費も発生しなくなります。
なお、カードを解約した場合でも利用状況に問題がなければ、以降の審査に影響を与えることはないので安心してください。
引き続きクレジットカードを利用し続けたい場合は「ダウングレード」がおすすめです。
一方で、クレジットカードを利用する予定がない・別の会社のクレジットカードを使いたい場合には「解約」を選ぶと良いでしょう。
ただし解約する際に、クレジットカードによっては手数料がかかる場合もあるため、注意してください。
年会費無料のおすすめクレジットカードまとめ
年会費無料のクレジットカードを選ぶ際は、以下の4つのポイントを考慮しましょう。
- 年会費は永年に無料か
- どのような国際ブランドが選べるのか
- 利用目的に合致しているか
- ポイント還元率は高いか
同じ年会費無料のクレジットカードであっても、特徴と使い方の組み合わせによってお得さが大きく変わります。
なお手堅く選びたい場合は、今回紹介した6種類のクレジットカードの中から1枚を選ぶことをおすすめします。いずれも手数料が永年無料であることに加え、お得さを生み出す独自の特徴を持っているクレジットカードです。
ただし、年会費無料のクレジットカードが必ずしもお得になるとは限りません。特典の内容次第では有料のクレジットカードを選んだ方がお得になるケースもあります。