2020年11月23日
楽天ブラックカードのインビテーション(招待)条件は?申し込み方法も解説!
楽天が発行する最高ランクのカードは「楽天ブラックカード」です。
楽天ブラックカードはインビテーション(招待)がきたときのみ加入できると思われがちですが、実は自分で申し込むこともできます。
「招待はきてないけど、楽天カードからブラックカードに乗り換えられる?」
「楽天カードのインビテーションがくる条件は何?」
こんな疑問をお持ちの方はいないでしょうか。
今回は、楽天ブラックカードについて下記4点を解説していきます。
- 楽天ブラックカードを使うメリット
- インビテーション(招待)の条件
- 申し込む場合の審査条件
- よくある質問
楽天ブラックカードについて徹底的に解説しますので、ぜひ最後までお読みください。
目次
楽天ブラックカードとは?メリットはあるの?
楽天が提供するクレジットカードには、大きく分けて「楽天カード」「楽天ゴールドカード」「楽天プレミアムカード」「楽天ブラックカード」の4種類があります。
楽天ブラックカードは4種類の中で、最上位のカードです。
まずは楽天ブラックカードのスペックとして、次の4点を押さえておきましょう。
- 年会費、利用限度額
- ポイント還元率
- 付帯保険・補償額
- 付帯サービス・特典
本章を読めば、楽天ブラックカードのスペックが全てわかります!現在使っているカードと比べながらチェックしてみましょう。
年会費は安い?利用限度額は?
楽天ブラックカードの年会費は、33,000円(税込)です。利用限度額は300万〜1,000万円で、審査により個別に設定されます。
家族カードは年会費無料で、2名まで発行可能です。
なお、国際ブランドは、次の4ブランドから選べます。
- Visa
- Mastercard
- JCB
- American Express
国際ブランドで年会費に違いはありません。
グレードが1段階下のカード・楽天プレミアムカードの年会費が11,000円なので、楽天ブラックカードの年会費は飛び抜けて高いでしょう。
ポイント還元率は?変わらず1%?
楽天ブラックカードの基本ポイント還元率は、楽天カードと同じ1%です。下記のような条件を満たしたときの決済に限り、還元率がアップします。
<楽天グループ利用>
- 楽天市場での買い物:5%
- 楽天トラベル:3%
- 楽天TV:3%
<ポイントアップ特典>
- 特別指定キャンペーン:+1%
- 毎月特定日プレミアムカードデー:+1%
- お誕生月ポイント:+1%
ポイント還元率に関しては、楽天ゴールドカードや楽天プレミアムカードとほぼ同じスペックです。
付帯保険と補償額は?
楽天ブラックカードについている付帯保険と保険の補償額をまとめました。
海外旅行傷害保険 | 最高1億円 |
国内旅行傷害保険 | 最高5,000万円 |
動産総合保険 | 購入日から90日以内の盗難や破損による損害を年間300万円まで補償 |
ネット不正/商品未着あんしん制度 | 楽天市場内の買い物でのトラブル補償 |
楽天ブラックカードの特徴は、海外旅行傷害保険の補償額が高いことです。楽天ゴールドカードは2,000万円、楽天プレミアムカードは5,000万円なのに比べ、楽天ブラックカードは1億円と高く設定されています。
楽天ブラックカードの特典は?4種類の特典が魅力!
楽天ブラックカードの大きなメリットは、下記4つの特典が付いていることです。
- 楽天プレミアムサービスが1年間無料
- コンシェルジュサービス
- トラベルサービス
- プライオリティパス
生活スタイルによっては大きな恩恵が受けられる特典ですので、自分の生活と照らし合わせて考えてみてください。
楽天プレミアムサービスが1年間無料
楽天ブラックカードに申し込むと、楽天プレミアムサービスが1年間無料で使えます。楽天プレミアムサービスとは、楽天会員用の特別プログラムで、受けられる特典は下記の通りです。
- 楽天市場の送料分をポイントで還元
- プレミアム会員限定のお得なクーポン
- 楽天グループサービスでのポイントアップ
通常は年会費3,900円で加入できます。1年を過ぎたら自動更新はされないので、引き続き利用したい場合は別途手続きが必要です。
コンシェルジュサービス
楽天ブラックカード会員は、専門コンシェルジュサービスで下記の特典を受けられます。
- レストランの紹介、予約
- 国内外のホテル、航空券の手配
- イベントやライブチケットの手配
- ゴルフコースの情報、空き状況確認
よく出張や旅行をされる方は、レストランの紹介や航空券の手配は嬉しいサービスでしょう。
トラベルサービス
楽天ブラックカードを提示すれば、海外30拠点以上のトラベルデスクが利用可能です。トラベルデスクでは、レストランやツアーの予約、手配の代行サービスを提供しています。
また、年間2回と回数制限はあるものの、旅行の出発や到着の際に自宅・空港間の手荷物を無料配送してくれるサービスもあります。
プライオリティパス
全国28の主要航空で楽天ブラックカードと航空券を提示すると、ラウンジを無料で使えます。国内ラウンジ利用は、楽天ブラックカード会員と楽天ブラックカード家族カード会員が対象です。
また、楽天ブラックカード会員は、世界148カ国600都市にある1,300ヵ所以上のラウンジを使えるプライオリティパスを無料発行できます。プライオリティパスは同伴者2名まで料金なしで利用できるお得なパスです。
楽天ブラックカードのスペックまとめ
本章で解説したブラックカードのスペックを表にまとめました。
楽天ブラックカード | |
年会費 | 33,000円(税込) |
利用限度額 | 300万〜1,000万円 |
ポイント還元率 | 1%〜5% |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険 国内旅行傷害保険 動産総合保険 ネット不正/商品未着あんしん制度 |
付帯サービス | 楽天プレミアムサービス(1年間) コンシェルジュサービス トラベルサービス プライオリティパス |
楽天が提供するカードの中では最も年会費が高いものの、実は楽天ブラックカードの年会費は他社ブラックカードと比べると安いです。有名なブラックカードと年会費を一部紹介します。
- ダイナースクラブ:130,000円
- Mastercard Black Card:100,000円
- JCBザ・クラス:50,000円
一方、楽天ブラックカードはブラックカードとしては年会費が安いものの、他社に比べ「審査が厳しい」と言われているカードです。楽天ブラックカードの審査基準、条件などは次章以降で解説します。
楽天ブラックカードのインビテーション(招待)条件は?
楽天ブラックカードのインビテーション(招待)が届く基準は、公式サイトでは公開されていません。
そこでネット上のインビテーションが届いたユーザーの声を参考にすると、インビテーションが届く条件は下記2パターンがあると考えられます。
- 楽天プレミアムカード契約者かつ限度額が上限の300万円に達している会員
- 楽天グループのサービス内での高額利用が多い会員
2パターンそれぞれを詳しく解説していきます。
楽天プレミアムカード契約者かつ限度額が300万円以上の方
楽天が提供するクレジットカードのうち、楽天ブラックカードより1段階下のカードは「楽天プレミアムカード」です。
楽天プレミアムカードの利用可能額は最大300万円なので、300万円以上を決済したい場合は、楽天ブラックカードが必要になります。
楽天プレミアムカードの利用歴により支払い能力が担保されていること、限度額を開放すればさらに利用額の増加が見込まれることから、インビテーションが届きやすいのでしょう。
楽天が展開しているサービス内で高額利用が多い方
ゴールドカード以下の楽天カード会員、稀に一般カードも持っていない方にインビテーションが届くケースもあるようです。
おそらく、楽天プレミアムカードの利用なしでインビテーションが届くのは、楽天グループのサービスを高額利用している会員だと思われます。例えば、下記の楽天グループサービスです。
- 楽天銀行・楽天証券
- 楽天市場
- 楽天トラベル
特に楽天銀行、楽天証券に高額な資産を持っている会員は、支払い能力が担保されます。楽天グループのサービスで高額利用があれば、楽天ブラックカードに申し込むことは会員にとっても大きな利益になりえるので、インビテーションが届くのでしょう。
楽天ブラックカードに実は申し込むことが可能!審査難易度は?
インビテーションを受け取る条件を解説しましたが、実は楽天ブラックカードはインビテーションなしで申し込めます。しかし、下記の文言がサイトに記載されており、インビテーションなしの申し込みで審査を通過するのは難しいでしょう。
楽天ブラックカードは、原則、楽天カードが発行するカードをお持ちの方の中から選ばれたお客様へご案内させていただいております。ご案内をお受け取りのお客様のお申し込みをお待ちしております。
出典:楽天ブラックカード
「原則」なので、もちろん審査を通過できる場合もあります。申し込みから審査を通過できるのは、おそらくインビテーションは届いていないものの、前章で解説した条件を満たしている会員でしょう。
基本的にインビテーションなしで楽天ブラックカードに申し込んでも、審査を通過できません。楽天ブラックカードを取得したい方は、楽天プレミアムカードを利用してインビテーションが届くのを待つのが得策でしょう。
楽天ブラックカードに関するよくある質問
最後に、楽天ブラックカードに関するよくある質問として下記3つを取り上げます。
- 楽天ブラックカードの年収条件は?
- 楽天ブラックカードのステータスは?
- 楽天ブラックカードの審査難易度は?
それぞれ公式サイトでは公開されていない情報なので、ネット上の楽天会員の意見を参考にまとめました。
Q1.楽天ブラックカードの年収条件は?
楽天ブラックカードを申し込む上での年収は、自己申告なこともあり、あまり重要視されていないようです。年収500万円程度で審査を通過したケースもあるので、審査では年収より楽天グループのサービス利用歴を重視しています。
インビテーションが送付されるのは、楽天グループのサービス利用実績の良い会員です。年収が高い会員ではないので、楽天ブラックカードが欲しい方は利用実績を伸ばすことに注力しましょう。
Q2.楽天ブラックカードのステータスは?
残念ながら、楽天ブラックカードのステータス性は、他社のブラックカードと比べて高くありません。
楽天ブラックカードは年会費33,000円と、ブラックカードの中では安い値段で持てるカードです。また、通常の楽天カードが「大衆向けで審査難易度の低いクレジットカード」なので、楽天ブラックカードも世間的にハイクラスなイメージは持たれないでしょう。
しかし、楽天カードの審査難易度が低い一方で楽天ブラックカードの取得は非常に難しいです。クレジットカードに詳しい方が見かければ「珍しい」と感じるカードでしょう。
Q3.楽天ブラックカードの審査難易度は?
楽天ブラックカードの審査難易度は、他社のブラックカードに比べて高いと言われています。楽天ブラックカードの審査が厳しい理由は、重視されるのが年収、つまり支払い能力だけではないからです。
支払い能力ではなく、「楽天グループのサービス利用歴」が重視されます。
楽天ブラックカードは年会費が安いにも関わらず、付帯保険やサービスが充実している人気のブラックカードです。しかし、年収が高くても審査が通らない方も多いので、現状楽天のサービスをできるだけ多く利用して、インビテーションを待つしかありません。
楽天ブラックカードのインビテーション条件まとめ
楽天ブラックカードのインビテーションが届く条件は、下記の2つです。
- 楽天プレミアムカード契約者かつ限度額が上限の300万円に達している会員
- 楽天グループのサービス内での高額利用が多い会員
楽天ブラックカードは年収だけではなく、楽天グループサービスの利用歴を重視しています。インビテーションなしの申し込みも可能ですが、審査を通過するのは難しいです。
楽天ブラックカードが欲しい方は、1段階下の楽天プレミアムカードに申し込んで利用歴を伸ばしましょう。
楽天カードをまだ持っていない方は、下記の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。