2020年12月14日

リクルートカードで審査落ちた?審査落ちの基準や流れを徹底紹介!

年会費無料でありながら『1.2%』の高還元率で人気のリクルートカードですが、他の年会費無料のカードと比べると審査におちやすいとの噂もちらほら見かけます。

「申し込んでみたけれど、通るか心配になってきた。」
「再審査は不利なのかな?」

いざカード審査となると不安になるものです。

リクルートカードには、審査が通りやすくなる『いくつかのポイント』があります!

この記事では、リクルートカードの審査基準や審査に通るコツ、再審査をする場合の対策などを徹底解説します。

リクルートカードについて

項目内容
年会費永年無料
ポイント還元率1.2%
国際ブランドJCB・VISA・Mastercard
ETCカードの年会費
  • 永年無料
  • VISA・Mastercardは発行手数料1,000円
家族カードの年会費永年無料
付帯保険旅行保険(利用付帯)

  • 国内1,000万円
  • 海外2,000万円
ショッピングガード保険(利用付帯)

  • 国内・海外 年間200万円(90日間)

リクルートカード最大のメリットは、なんといってもその還元率の高さです。

楽天カードやYhoo!Japanカードが還元率1.0%なのに対し、リクルートカードは『1.2%』と年会費無料のクレジットカードの中ではトップクラス。10万円分使ったら2,000円分のポイント差ですからバカにできません。

ポイントはリクルートポイントの形で付与され、1リクルートポイント=1pontaポイントとして即時ポイント交換可能です。

Pontaポイントを効率よく貯めたい人には、ほぼ必須のカードと言って良いでしょう。

リクルートカードのメリットは他にもあります。

  • 電子マネーのチャージで月額30,000円まで『1.2%』のポイント付与
  • ショッピングガード保険が追加保険料なしでついてくる

どちらも年会費無料のクレジットカードの中では珍しいメリットです。特にショッピングガード保険は、リクルートカードで支払ったものであれば国内外の買い物に適用されます(保障1回につき自己負担額3,000円)。

カード払いが多い方で、Pontaポイント加盟店をよく使う方ならぜひ持っておきたい1枚です。

リクルートカードの審査基準

リクルートカードの審査は特別厳しくはありません。しかし、同じ年会費無料の楽天カードほど甘くもないようです。

リクルートカードの申込資格はこの2つあります。

  • 18歳以上(20歳未満は親権者の同意が必要)
  • 収入が安定している人、または学生

学生以外は収入面の審査があり、ここが少しだけややこしくなります。

”安定”した収入がある方

リクルートカードの申込基準『安定した収入』とは、どれくらいを指すのでしょうか?

これについては、アルバイトやパート、派遣社員でも毎月決まった収入があれば良いとされています。

正社員である必要はないですが、あまりに月毎の変動が大きい場合は『安定』と認められない可能性もあります。フリーランスの人などは気を付けましょう。

『18歳以上』であれば誰でも申し込める楽天カードと比べると、収入の条件がある分だけリクルートカードの方がやや厳しい印象です。

ただし、リクルートカードの審査基準は、選ぶ国際ブランドによって違いがあります。

どの国際ブランドが比較的通りやすいかは、『審査を通るコツ』の部分で詳しくご紹介します。

学生は利用限度額が低めだが審査は通りやすい

リクルートカードには学生用の審査基準があり、学生ならアルバイト収入がなくても申し込めます。

学生カードは一般のカードよりも利用限度額が低く設定されていますが、ポイント還元率や付帯保険などは一般カードと同等です。

リクルートカードの公式サイトでも学生の入会が推奨されていますので、たとえアルバイト収入がある人でも、学生なら学生カードを選ぶことをおすすめします。

ですが、学生で申し込む場合は次の3つに注意しましょう。

  • キャッシングなしを選ぶ
  • 多重申込しない
  • 未成年は親権者に同意の電話確認が来るので、予め伝えておく

多重申込とは、短期間に何社ものクレジットカードを申し込みすることです。他の学生カードも作ろうと一気に申し込むと、「お金に困っているのかな?」と誤解されて審査おちになる可能性があります。

ポイントバック目的などでついやりがちですが、どのカード会社の審査でもマイナスに働きますので気を付けましょう。

また未成年の場合は、カードを作ることに同意しているか親権者に電話確認が入ります。このときに親権者が「知りません」となると当然審査おちになりますので、予めしっかり伝えておきましょう。

リクルートカードの審査に通るコツ

リクルートカードの審査に通るコツは4つあります。

  • 情報は正しく入力する
  • 国際ブランドは海外ブランドを選ぶ
  • キャッシング枠を希望しない
  • クレジットヒストリーを積む

情報は正しく入力する

当たり前ですが、申込の際は情報を正しく入力しましょう。

虚偽申請は100%発覚します。

申し込み内容に誤りがあると確認や審査に時間を要しますし、例えうっかりミスであっても、悪質と見なされると二度と申し込めなくなるケースもあります。

特に『勤続年数』と『年収』は大事な審査ポイントです。

ここでいう『年収』とは手取り額ではなく、税金や保険料などを引かれる前の額面なので注意してください。年収と手取り額では大きく異なりますので、間違えて手取り額を記入すると審査に影響が出ます。

まだ新入社員という人は、1か月分の給料に12を掛けて年収を計算しましょう。

国際ブランドは海外ブランドを選ぶ

一般的に、VISAかMastercardの方がJCBよりも審査が通りやすいと言われています。

リクルートカードの発行元は次の2社に分かれており、国際ブランドによって審査基準が違います。

国際ブランド発行元
JCB株式会社JCB
VISA・Mastercard三菱UFJニコス

「リクルートカード(JCB)で落ちたけど海外ブランドでは通った!」という声も少なくありません。

リクルートJCBに瞬殺された次の日にリクルートMastercardに申し込み。在確本確共になし。

引用:クレファン「Recruit Card(リクルートカード)審査合否情報(206), 合格口コミより

また、VISAとMastercardの方が審査に通りやすいからといって、その2つのブランドがJCBに劣るわけはありません。

クレジットカードのシェア率はVISAが世界1位、Mastercardも世界2位を誇っています。むしろJCBよりも使えるお店が多いため便利です。

さらにリクルートカードでチャージできる電子マネーの種類も、VISAとMastercardの方がJCBよりも多くなります。

国際ブランド電子マネー
JCBモバイルSuica
VISA・MasterCardモバイルSuica・SMART ICOCA・楽天Edy

JCBはETCカードの発行手数料が無料になることがメリットですが、それ以外の点は海外ブランドに軍配が上がります。

特別な理由がなければ、海外ブランドのVISAかMastercardを選びましょう。

また、そもそも正社員歴が長く、直近で転職したのでもなければ、JCBの審査でも問題なく通るはずです。

キャッシング枠を希望しない

キャッシング枠は、希望しない方が審査に通りやすくなります。

キャッシングとは、ATMなどでクレジットカードを使って現金を引き出すことです。キャッシング枠を希望すると、限度額とは別の審査が入ります。

  • キャッシングには総量規制があり、借入限度額は年収の1/3と決まっている
  • 他のカードローンなどを利用してすでに借入限度額に達している場合は、それだけで審査に落ちる
  • キャッシング希望額が高いほど「金銭トラブルを抱えているのでは?」と疑われて審査は厳しくなる

キャッシングの予定がないのであれば、最初から枠を希望しないことをおすすめします。

なお、キャッシング枠はカードが発行された後でも増額が可能です(審査あり)。

ちなみにリボ払いもキャッシングに性質が近いものですので、「リボサービス」も外して申し込むとさらに良いでしょう。

クレジットヒストリーを積む

クレジットカードヒストリー、通称クレヒス(個人の信用情報)が積まれていると審査に有利です。

他のカードで遅延なく支払いができていれば「安全で信用できる利用者」と認められて、審査に通りやすくなります。

クレヒスに含まれる情報は次のようなものです。

  • 名前や生年月日などの個人情報
  • カードやローンの契約、申込状況
  • カード利用額、取引の内容
  • 支払い遅延や自己破産などの金融事故記録

逆に「30代なのにクレヒスがほとんどない」といった場合は、審査の判断が難しくなるので有利には働きません。

もちろん、過去に支払いの延滞があった場合なども不利になります。

自身のクレヒスが心配な人は、『審査おちして再審査する場合』の所でクレヒスの対策も解説していますのでご覧ください。

リクルートカードの申し込み方法!審査の流れは?

リクルートカードは、次の手順でWEBから簡単に申し込めます。

  1. リクルートIDと必要な書類を用意する
  2. 入会フォームから申し込んで審査する

リクルートIDと必要な書類を用意する

リクルートIDは無料ですぐに作れます。ホットペッパーやじゃらんなどのリクルートサービスを利用したことがあれば、その際に作ったIDを使いましょう。

リクルートID以外に必要なものはこちらです。

  • メールアドレス
  • 本人の住所、電話番号、生年月日などの個人情報
  • 勤務先の会社名、郵便番号、所在地、電話番号が分かるもの(社員証や名刺など)
  • 運転免許証(持っている人のみ)
  • カード代金の引落口座
  • オンラインバンクのログイン情報(オンライン口座を登録する場合のみ)

入会フォームから申し込んで審査に出す

利用するカードの国際ブランドを選び、カード申し込み情報を入力します。

ここで勤め先の情報や年収などが必要になります。虚偽にならないよう、正確に入力しましょう。

申し込みが完了すると、各カード会社から申込完了メールが届いて審査が始まります。

申込完了メールは後で審査状況を調べるときに使いますので、審査完了まで大切に保管してください。

リクルートカードに審査おちして再審査する場合

すでに1度リクルートカードの審査に落ちたことがある人に向けて、再審査を通すための対策を解説します。

  • 落ちたときとは別の国際ブランドを選ぶ
  • 再審査までの期間を空ける
  • 他のクレカを持っているならクレヒスを積む

落ちたときとは別の国際ブランドを選ぶ

審査おちした国際ブランドとは別のブランドを選んで申し込みましょう。

リクルートカードは、JCBとVISA・Mastercardで審査するカード会社が異なります。

そのため、JCBで落ちたならVISAかMastercardといったように国際ブランドを変えて申し込むと通る場合があります。

「審査が厳しくないはずのVISAで審査落ちしてしまった」

という方でも、諦めずにJCBで申し込んでみましょう。過去にVISAで支払い遅延を起こしていた場合などは、JCBの方が通りやすくなります。

ただし、落ちたからとすぐに申し込みし直すと、多重申込と捉えられて再審査に不利です。

クレジットカードの審査履歴も個人信用情報(クレヒス)に記録されますので、注意してください。

再審査までの期間を空ける

再審査までの期間は、最低でも6カ月は空けましょう。

個人信用情報(クレヒス)から審査履歴が消えるのに6カ月かかります。履歴が消えるまでの間に、安定した収入を維持したり、非正規雇用から正社員になったりすると有利になります。

半年待ったからといって必ず再審査が通るわけではありませんが、1度目が多重申込で審査おちになっていたら『6カ月』空けるだけで審査に通る可能性が上がるでしょう。

他のクレカを持っているならクレヒスを積む

他のカードで滞りなく利用額を支払い、良いクレヒスを重ねておくと、再審査に有利です。

クレヒスが少なすぎて審査おちした場合は、この対策で上手くいくはずです。

クレヒスに傷があるか心配な場合は?

「自分のクレヒスには傷があるかも…」と心配な人は、信用情報機関に『登録情報の開示』請求をしましょう。簡単に自身のクレヒスを調べられます。

信用情報機関は3つありますので、調べたいクレジットカード発行会社が加盟している機関に開示請求をしてください。

  • CIC
  • 全国銀行個人信用情報センター
  • 日本信用情報機構

主にクレジットカード会社が加盟しているCICであれば、1,000円でスマホから開示請求が可能です。

ここで万が一クレヒスに傷があった場合でも、良いクレヒスを積む方法はあります。

  • 審査の甘いカードで支払い履歴を積む
  • スマホ端末などの安い家電を分割払いで購入し、きちんと支払う
  • ハウスカードを利用する

ハウスカードとは、国際ブランドがついておらず、その系列店でしか使えないカードのことです。例えばコスモ石油のコスモ・ザ・カード・ハウスなどはハウスカードに該当します。

リクルートカードの審査に関するよくある質問

リクルートカードの審査について、よくある質問をまとめました。

  1. リクルートカードの審査時間は?
  2. リクルートカードは無職でも審査に通る?
  3. リクルートカードの審査は甘いのか?厳しいのか?

Q1.リクルートカードの審査時間は?

審査期間は申し込む国際ブランドによって変わります。

急いでカードを受取りたい場合はJCBをおすすめします。

国際ブランド発行元審査期間
JCB株式会社JCB3営業日~1週間程度
VISA・Mastercard三菱UFJニコス株式会社2~3週間程度

上記はあくまで目安。数十分~即日で審査結果がでたという話もありますので、申込者と申込内容によるところが大きいようです。

「審査に時間がかかっているから、審査おちになる」というわけでもないので、本当に人によります。

しかし、いくら「人による」と言われても、申し込んでから何日も音沙汰がないと不安になるものです。せめて、まだ審査中かくらいは知りたくなります。

三菱UFJニコスでもJCBでも、審査状況や結果はWEBで簡単に確認できます。

リクルートカード(VISA・MAstercard)
問い合わせ先三菱UFJニコス株式会社
オンライン申し込みの場合サンキューメール記載のURLから確認
その他の窓口こちら
リクルートカード(JCB)
問い合わせ先株式会社JCB
オンライン申し込みの場合受付完了メール記載の番号とキーワードで入会メッセージボックスから確認
その他の窓口こちら

審査状況の問い合わせ先はリクルートカードではありませんので、注意してください。

Q2.リクルートカードは無職でも審査に通る?

安定した収入がないからと言って、必ずしもリクルートカードの審査に通らないわけではありません。

「無職」の理由は、主婦(夫)、学生、ニート、定年退職者と人によってさまざまです。

リクルートカードは、次の条件に当てはまれば無職でも審査が通る可能性があります。

  • 親や配偶者(扶養者)と同居しており、扶養者の収入が安定して十分にある
  • 18歳以上の学生である(この場合は学生カードで発行が可能)
  • 預貯金が十分にある

親や配偶者の扶養に入っている場合は、扶養者の職場と年収の提示でカードが発行される可能性があります。その際の在職確認の電話は扶養者の職場にいきますので、申し込みの許可はしっかり得ておきましょう。

また、無職でも預貯金が十分にある場合は、その資産が「安定した収入に相当するか」という観点で審査されます。扶養者の状況や居住環境(持ち家、ローン残高、賃貸など)によりますが、十分な資産額であると認められれば審査に通るケースもあります。

しかし各カード会社の審査基準は、資産額よりも「現在、安定した収入があるか」「過去に支払い遅延などがなかったか」の方が基本的には重視されます。

世帯主の扶養に入っている人は無理に一般で申し込まず、世帯主と一緒に家族カードを申し込んでしまうのも手です。

リクルートカードの家族カードには、次のようなメリットがあります。

  • ポイントが合算で貯まる
  • 家族で利用明細を集約できる
  • 本会員と同等のサービスを受けられる

Q3.リクルートカードの審査は甘いのか?厳しいのか?

リクルートカードの審査は、甘いとも厳しいとも言えません。

多重申込や信用情報に傷がある人でも通るほど甘くないことは確かですが、求められる『安定した収入』のレベルは低く、アルバイトやパート、場合によっては無職でも発行されます。

リクルートカードの審査まとめ

リクルートカードは高還元率で人気のクレジットカードです。

  • 年会費が永年無料
  • ポイント還元率『1.2%』
  • 充実した付帯保険(旅行保険、ショッピングガード保険)

クレジットカードでの支払いが多い人、Pontaポイントを貯めたい人なら持っておきたい1枚と言えるでしょう。

リクルートカードの申込基準はこの2つでした。

  • 18歳以上であること
  • 学生か、安定した収入があること(アルバイト、パートも含む)

学生カードは収入のない学生でも発行できます。

無職であっても、安定した収入のある親や配偶者の扶養に入っているか、潤沢な預貯金があれば審査に通る可能性があります。

リクルートカードの審査で通る4つのコツはこちらです。

コツ内容
情報は正しく入力する
  • 『勤務年数』や『年収』は特に気を付ける
  • 『年収』を『手取り額』と間違える人が多いので注意
国際ブランドは海外ブランドを選ぶ
  • 一般的にVISA・Mastercardの方がJCBより通りやすい
  • 審査が通るか不安な人は海外ブランドが選ぶ
キャッシング枠を希望しない
  • キャッシング枠は限度額とは別の審査が必要
  • 総量規制に引っかかると審査おちになる
  • キャッシング枠は後から増やせる(審査あり)
  • リボ払いも外した方が良い
クレジットカードヒストリーを積む
  • あまりにクレヒスが少ないと不利になる
  • 他のクレジットカードでクレヒスを積んでおくと通りやすい

リクルートカードの審査期間は、即日~数週間と人によって差があるものの審査状況はWebから確認できます。

もし審査おちしてしまっても、諦めずに再審査を受けると通る場合があります。リクルートカードで再審査を通す対策は次の3つです。

対策内容
落ちたときとは別の国際ブランドを選ぶリクルートカードは国際ブランドによって審査する会社が異なる

  • JCB:株式会社JCB
  • VISA・Mastercard:三菱UFJニコス株式会社

審査基準が会社によって違うので、別の国際ブランドを選べば通る可能性がある

再審査までの期間を空ける審査履歴が消える『6カ月間』は再審査を待つ方が通りやすくなる
他のクレカでクレヒスを積む遅滞なく利用額を支払っている利用履歴を積むと、審査に有利になる

リクルートカードは、他の年会費無料のクレジットカードと比べてもメリットが多いカードです。

他の年会費無料カードほど審査基準は甘くはありませんが、特別厳しくもありません。

クレヒスに傷がある人が審査に通るほど緩くはないだけで、コツをおさえれば通る人が多いクレジットカードと言えるでしょう。