2020年12月14日
楽天カードの審査時間は?甘いと言われる基準は?無職は落ちるの?
川平慈英さんが演じる楽天カードマンのCMでもお馴染みの楽天カードは、年会費は永年無料であり、ポイントの還元率も高く、コストパフォーマンスに優れたクレジットカードの一つです。
楽天カードを作りたいが「審査基準が甘いという噂は本当か?」「現在、無職だが申込できるのか?」といった不安を持っている方も多いことでしょう。
この記事では、こうした楽天カードの申し込みにあたって「実際のところの審査基準はどうなっているのか?」「審査時間はどのくらいかかるのか?」といった疑問についてお答えします。
目次
楽天カードの申し込み資格は?
楽天カードの申込の基準は以下の2つです。
- 学生や主婦でも満18歳以上であること
- 楽天会員であることが必要
この基準を満たしていれば、楽天カードへの申込が可能であり非常に簡単です。
詳細について解説していきましょう。
学生や主婦でも満18歳以上であること
楽天カードの申込は、高校生を除く、満18歳以上であれば誰でも申込が可能です。
但し、20歳未満の場合は、審査時に親権者へカード発行に対して電話連絡での同意確認が行われるため、事前に親権者からの同意を得た上で申し込みを行う必要がありますので注意しておきましょう。
公式サイトにおいても「主婦・パート・アルバイトの方でも楽天カードに申し込める」と記載がされており、学生や主婦であっても申込可能となっています。
通常では、家事手伝いの方は、クレジットカードに申し込みできませんが、楽天カードの場合は申込可能です。
一般的なクレジットカードの場合、カード申込の基準として一定の収入がある方のみが申込可能となっています。
しかし、楽天カードの申込フォームでは「お勤め先・学校について」という項目に「お勤めされていない方」という選択肢があり、家事手伝いの方もカード発行対象になると考えられます。
他社と比べても申込基準に幅が持たせてあるため、申し込みしやすいのが特徴と言えるでしょう。
楽天会員であることが必要
楽天カードは、楽天会員でないと申し込むことはできません。
楽天会員でなかった場合でも、カード申込と同時に入会可能です。
楽天会員であれば、他のサービスを利用する際にもお得な特典も付いているため、会員になっていないのであれば申し込んでおくことをおすすめします。
また、既に会員である場合は、買い物を行うことで会員ランクを上げておくとカードの審査において有利に働く可能性があるようです。
楽天カードの審査基準は?年収などの基準はある?
楽天カードの審査基準について公表はされていません。しかし、口コミや評判から推察するに、カード審査においては下記2項目を満たしていることが必要と考えられます。
- 年収基準はないが無収入は審査に落ちる可能性がある
- ブラックリストには登楼されていないか
上記項目を満たしていればカード審査に通る可能性は高くなるため、他社と比較しても審査基準はかなり甘いと言えるでしょう。
年収基準はないが無収入は審査に落ちる可能性がある
楽天カードの審査を行うにあたって、申込した人がきちんと返済できるかどうかが判断基準となります。
通常、クレジットカードの審査においては、申込人の職業、年収、勤務年数、居住年数、借入額などの申込時に記載された内容をチェックして、申込人が返済できるかを審査します。
楽天カードの場合、申込の条件として「満18歳以上」という基準があり、無職であっても申込自体は可能です。但し、無職の場合、収入がないことからカード利用代金の返済能力がないと判断され、審査に落ちてしまう可能性が高いでしょう。
また、無職であっても、預貯金額が多い場合は審査に通る可能性もあるようです。
申し込みの際には、しっかりと預貯金額を申告しましょう。
また、収入環境がパートやアルバイトであっても一定の収入があれば申込が可能です。
専業主婦の場合は、世帯主の方に収入があれば、楽天カードへの申込が可能であり、学生であっても、両親に収入があれば楽天カードに申し込めます。
こうした点において、一般的なクレジットカード審査と比べても審査基準はかなり甘いと言えるでしょう。
ブラックリストに登録はされていないか
ブラックリストとはどのような状況のことでしょうか。
クレジットカードの利用履歴、携帯電話の割賦契約、各種ローン等の借入については、個人信用情報機関に登録されており、きちんと返済がされているかが記録されています。
過去に返済ができずに支払遅延、滞納をしてしまった場合、あるいは債務整理や自己破産をしてしまった場合には、そのことが事故情報として記録されることになります。これが、いわゆるブラックリストに載ったと言われる状態です。
楽天カードの審査において、ブラックリストに登録されていないことを審査基準にしている可能性が高いと考えられます。
日本には3つの個人信用情報機関があり、楽天カードの審査で照会されているのはCIC(株式会社シー・アイ・シー)とJICC(株式会社日本信用情報機構)の2社であり、カード会社は両社に登録されている信用情報を照会可能です。
CIC、JICC共に、クレジットカードやローンの申込情報は6ヶ月間、返済の遅延や滞納といった情報は5年間分が残っています。
申込があると、楽天カードは申込人の過去6ヶ月間の申込情報と、5年間分の返済状況を照会し、確認を行うため、この期間にブラックリストに登録されるような状況であると審査をクリアできません。
自分の信用情報が気になる場合、各信用情報機関へ問合せを行うことが可能です。
申込を検討しているが過去の信用情報に不安があるといった方は、事前に信用情報の開示請求を行い、確認しておくと良いでしょう。
楽天カードの審査時間は?流れと一緒に解説
楽天カードの審査時間はどのくらい掛かるのでしょうか。
通常、カードの申込を行ってから手元にカードが届くまでに1週間から10日程度掛かります。
では、楽天カードの申込から手元に届くまでの流れについて以下の通り解説していきましょう。
- WEBで申し込んで審査に出す(平均20分)
- 審査の結果を待つ(平均2~3日)
- 審査に通ったらカードが届くのを待つ(平均1週間)
1.WEBで申し込んで審査に出す(平均20分)
楽天カードに申し込みをする場合、WEBより申込を行います。
申し込みフォームへ以下の項目の入力が必要です。
入力時間には個人差もありますが、おおよそ20分程度あれば審査申込が可能でしょう。
- 名前、性別、生年月日
- 電話番号(携帯電話可)
- メールアドレス
- 住所
- 家族構成(配偶者や世帯人数)
- 住宅ローンや家賃の支払状況
- 自身の年収及び世帯年収
- 預貯金額
- リボ払いやキャッシング枠の設定
- 他社からの借入金額
- 家族カードやETCカードの申請有無
- インターネット口座手続き(後日でも可能)
- 職業、勤務先
この際に、間違いのないよう正確に入力することが重要です。
間違えてしまうと過去の信用情報と相違が発生し、虚偽の申請をしていると判断される可能性もあり、審査に落ちやすくなってしまいます。
何の問題もない人であっても、入力ミスで審査に落ちてカードが作れないだけでなく、信用情報にも申込否決の履歴が残ってしまい、他の借入審査にも影響を及ぼしかねません。
勤務先の名称、所在地なども正確に記入するためにも、自身の名刺や免許証などを手元に準備してから入力するとスムーズかつミス防止につながるでしょう。
2.審査の連絡を待つ(平均2~3日)
楽天カードの申込自体は、24時間年中無休ですので土日祝日や深夜であっても可能です。しかし、土日祝日の申込であると、カード会社が休業しているため、審査結果の通知に時間が掛かってしまいます。年末年始やGWなどの連休の場合も同様です。
最短だと数分で結果が出ることもありますが、早ければ1日、遅ければ一週間くらいかかると考えておくと良いでしょう。
キャンペーン期間中などであれば、一日に数千~数万件の大量の申込が考えられます。
楽天カードの場合、機械式の審査を導入しており、条件をある程度満たす人であればスピーディーに結果通知ができますが、楽天カードの申込件数が多ければ多いほど審査通知に時間が掛かってしまうため、通知が遅くなってしまうかもしれません。
また、審査に一週間以上かかるような場合でも、審査に落ちたと確定した訳ではなく、手動での審査に切り替わっているケースも挙げられるでしょう。
審査状況については、WEB上で確認可能です。
カードの審査状況は、カード申し込み時に送付される「カードのお申込み受付のお知らせ」メールに記載されたカード申し込み受付IDを専用ページに入力し、カード申込者の生年月日と電話番号(下4ケタ)を入力することで確認できます。
カード発行状況は以下の5段階に分かれています。
- ステップ1:WEB受付
- ステップ2:審査中
- ステップ3:本人確認
- ステップ4:可否判定
- ステップ5:カードの発行
審査をクリアするまでは不安かもしれませんが、現在、どの段階にあるかを確認できるため落ち着いてカード発行されるのを待つことができるのではないでしょうか。
3.審査に通ったらカードが届くのを待つ(平均1週間)
カードが発行となったら、後はカードを届くのを待つだけです。
本人限定便で届くため、本人が自宅にいないと受け取ることができない他、受け取り時には本人確認書類が必要となります。
楽天カードでは、申込時の本人確認は不要にしていますが、本人確認はどこかの段階で必ず行わなければならないため、本人限定便にすることで受け取り時に運転免許証やパスポートなどの顔写真付きの証明書で本人であるかを確認する必要があるのです。
また、配送会社の荷物追跡サービスにて配送状況の確認ができます。
不在時の保管期限を過ぎてしまうとカードが返送されてしまい、受け取りまで更に時間が掛かってしまうため、不在時に配達があった場合にはご不在票より連絡を行い、早めに受け取るようにしましょう。
楽天カードの審査に落ちるかも?通過するためにできることは?
楽天カードに申込をするなら、審査には落ちたくありません。
審査を通過するためにできることとして以下のような方法があります。
以下の対策を行い、少しでも審査を通過する可能性を上げる努力もやっていきましょう。
国内ブランドであるJCBを選ばない
楽天カードでは、国際ブランドとしてAmerican Express、VISA、Master Card、JCBのいずれかを選ぶことができます。
国内ブランドであるJCBの場合は、他のカードブランドと比べて審査が若干厳しいようです。
JCBで申し込みを行ったら審査に落ちてしまったが、VISAであれば審査に通ったという事例もありますので、特にカードブランドにこだわりがないのであれば、世界シェアNo.1のカードブランドであるVISAを選んでおくことをおすすめします。
キャッシング枠は0円で審査に申し込む
楽天カードを申し込む際には、キャッシング枠は0円に設定して申し込みましょう。
キャッシングとは、クレジットカードを利用して銀行・コンビニATMなどから現金を借りるサービスであり、急な現金が必要な場合には役立つ便利な機能です。
但し、カード審査となると「キャッシング枠希望者=お金に困っている人」という印象を与えてしまうため、キャッシング枠を希望する申し込みの場合は厳しく審査されてしまいます。
クレジットカード入会後でもキャッシング枠は設定可能です。
どうしてもキャッシング枠を設定したいという方は、クレジットカードを作った後にキャッシング枠の設定をすると良いかもしれません。
しかし、クレジットカードのキャッシングは利用しない方が良いでしょう。
クレジットカードはショッピングを目的に発行しているため、ショッピング以外の目的であるキャッシングは金利も高く設定されています。
どうしても急な資金需要に対応したいと考えているのであれば、銀行系のカードローンなどを利用する方が金利も安く借入可能です。
預金、所得はある分だけをしっかり計算して申し込む
ご自身の預金、所得はどのくらいでしょうか。
楽天カードを申し込む際には、ご自身の預貯金額を入力する項目があります。
年収が少ない場合や無職の場合であっても預貯金があれば審査に通る可能性も高くなるようです。預貯金額が多い=返済可能と判断され、審査も有利に進みます。
自身及び世帯でどのくらいの預貯金があるかを洗い出してみましょう。
また、所得についてもしっかりと計算することも重要です。
最近では会社員であっても、副業による副収入を得ている方も少なくありません。
例えば、給与収入は300万円であっても、副業で200万円の収入を得ていれば、年収は合計で500万円になります。
手元に源泉徴収票などの年収確認資料がない場合、正確な年収が分からずに多少の誤差が出ることはあるかもしれません。
申込にあたって年収確認資料の提出は必要ありませんので、誤差の範囲であれば問題はないと思いますが、故意に年収を多く申告するのは止めましょう。
楽天会員のランクを上げておく
既に楽天会員である場合、楽天会員のランクを上げておくことも一つの方法です。
楽天カードでは、会員ランクが高い会員を楽天市場の優良顧客としてカード審査を優遇している可能性があります。
楽天市場で買い物をする機会が多い方であれば、既に「ゴールド以上」のランクに紹介している方もいらっしゃるでしょう。
楽天市場の利用をしたことがなくても、数回買い物をするだけで、ゴールド以上の上位会員ランクに昇格が可能です。
樂天銀行のスーパーローンにおいても、会員ランクによって審査の優遇措置が取られており、グループ会社である楽天カードでも、明言されている訳ではありませんが、同様の優遇措置が取られている可能性は高いのではないでしょうか。
楽天カードの審査に関するよくあるQ&A
楽天カードの審査に関して良くあるQ&Aを以下にまとめました。
順に解説していきます。
- 無職は楽天カードの審査に落ちるのか?
- 収入はないが預貯金額によっては審査に通ることはある?
- 楽天カードの審査が甘いというのは本当なのか?
無職は楽天カードの審査に落ちるのか?
無職であっても楽天カードの審査に通る可能性はあります。
基本的にクレジットカードの審査は無職の方は対象外であることが多く、楽天カードも例外ではなく、無職の場合は審査も厳しくなるでしょう。
しかし、「資産のある」無職の方は例外です。
申込時の入力項目の中には、預貯金額を入力する箇所がありますので、資産がある方であれば、無職でも通る可能性は高くなります。
また、無職であっても、配偶者の方や生計が同一の方に年収があれば通る可能性もあるようです。
収入はないが預貯金額によっては審査に通ることはある?
申込時の入力項目には預貯金額を入力する箇所があり、預貯金額が多ければ多いほど、審査を通過する可能性は高くなります。
300万円以上である場合は、ほぼ間違いなく審査に通ると見て良いでしょう。
ボーダーラインとしては100万円以上あると通りやすいようです。
申し込みの際には、自身の預貯金額についてしっかりと確認して申し込みをしましょう。
楽天カードの審査が甘いというのは本当なのか?
楽天カードの審査は他社と比べると圧倒的に甘いです。
楽天カードへの申し込みの基準は「学生や主婦であっても満18歳以上であること」「楽天会員であること」の2つです。
学生であっても、両親に安定した収入があれば問題なく、パートやアルバイトであっても一定の年収があればカードを作ることができます。
他社の場合、無職の場合は申し込み対象外となることが多いですが、楽天カードであれば、無職であっても申し込み可能であり、預貯金があれば審査にも通りやすくなるため、他社と比べてもカードが作りやすいと言えるでしょう。
楽天カードの審査時間まとめ
これまで、楽天カードの審査基準や審査時間などについて解説してきました。
最後に楽天カードの審査時間と手元に届くまでの流れをもう一度おさらいしておきましょう。
- WEBで申し込んで審査に出す(平均20分)
- 審査の結果を待つ(平均2~3日)
- 審査に通ったらカードが届くのを待つ(平均1週間)
このように申し込みを行ってから、手元に届くまでに1週間程度掛かります。
他社のカードと比べても審査もスピーディーであり、学生や主婦であっても満18歳以上なら誰でも申し込み可能で、無職であっても預貯金があれば、審査に通る可能性も高くなっています。
年会費も無料であり、ポイントの還元率も高く、非常にコストパフォーマンスに優れたクレジットカードです。
楽天カードを申し込んで、賢くお得に買い物を楽しみましょう。